脂肪燃焼メカニズムを知って効率よく痩せよう!
体重を減らしたい、体脂肪を減らしたいと悩んでいる方は多いと思います。そのためにやみくもに食事制限や運動をしていませんか?実は体脂肪が減るメカニズムを理解することで、効率よく減量を進められるのです。ここでは、脂肪の種類や脂肪が燃焼する仕組みについて詳しく解説しています。
そもそも体脂肪とは?
体脂肪は人間にとって余計なものというイメージが強いですが、実は脂肪は人間にとってとても大切なものなのです。脂肪は人間が飢餓状態になったときに生きるためのエネルギーとして分解されるので、生きていく上で蓄積しておかなければならないのです。しかし現代は多くの高カロリー食で溢れかえっています。そのために、過剰に脂肪が蓄積されてしまうという事態になってしまいます。
そして、体脂肪は脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりすることで左右されます。この脂肪細胞の数は人によって決まっているので、数を変えることはできません。そのため、痩せるという現象はこの脂肪細胞が小さくなっている状態を示します。そして脂肪細胞には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の二種類があります。白色脂肪細胞は、一般的に言う脂肪のことです。体内で使い切れず過剰となったエネルギーを中性脂肪として蓄え、これが太るという現象に繋がります。一方で褐色脂肪細胞は、脂肪を減らすという働きがあります。首回り、肩甲骨付近、腎臓の周り、胸部大動脈周辺にあると言われていて、これは年を取るにつれて減少していきます。これが年を取ると痩せにくくなるという現認にもなっています。
脂肪が燃えるとはどういうことか
エネルギーの過剰摂取によって蓄えられた中性脂肪は、そのままにしていてももちろん燃やすことはできません。基本的に摂取カロリーが消費カロリーを下回ることで脂肪を燃やすことが出来ます。エネルギーとして中性脂肪を利用するためには、脂肪が遊離脂肪酸という形に分解されなければなりません。そのためには、やはり運動が不可欠です。エネルギー不足になると交感神経の活動が活発になり、リパーゼという酵素が活性化され、中性脂肪は遊離脂肪酸とグリセロールに分解されます。さらに運動は食事制限を続けることでエネルギー不足の状態がキープでき、分解された体脂肪が消費されていくのです。
脂肪燃焼に必要な栄養素
脂肪細胞を分解して消費するのは、必要な栄養素があります。まず、体脂肪を分解するのに必要な成分はカフェインです。よくブラックコーヒーはダイエットに適していると言われますが、実はこのカフェインが含まれているからなのです。中性脂肪を減らすとうたっているお茶も、高濃度のカフェインが含まれているものもあります。このカフェインにはアドレナリンやノルアドレナリンを分泌させる働きがあり、内臓脂肪の分解を促してくれるのです。次に脂肪細胞を運搬してくれるのが、カルニチンという成分です。カルニチンはアミノ酸由来の物質であり、分解した脂肪とくっつきミトコンドリアまで運んでくれます。このカルニチンは、赤身の肉や羊肉、魚、豆類、たまごなどに含まれているため、ぜひ積極的に摂取したい食材ですね。
まとめ
ここまで、脂肪燃焼のメカニズムや必要な栄養素などを紹介してきました。脂肪を燃焼させるためには、食事制限や運動はもちろん、脂肪燃焼を助けてくれる栄養素も積極的に摂取することで効率よくダイエットを進められます。低カロリー食材だけでなく、しっかりと紹介した栄養素が含まれる食材も摂取することをおすすめします。ぜひ参考にして、ダイエットを成功へと導いてください。