坐骨神経痛を甘く見ると取り返しがつかない? 定期チェックのすすめ

コラム

坐骨神経痛を甘く見ると取り返しがつかない? 定期チェックのすすめ神経痛を経験したことがない方は、「ただ痛いだけなら対処できるだろう」と思われるかもしれません。
痛み止めを服用したり、注射を受けたり、対処法はいくらでもあるだろう、と思いがちですよね。

しかし、坐骨神経痛はただ生活するだけでも困難になってしまう恐ろしい症状です。
発症する前に予防することが最大の治療となります。
神経痛を甘く見ると取り返しのつかない事態になるので、少しでもリスクを抑えたい方は定期的に検査を受けることをおすすめします。
今回は、坐骨神経痛の恐ろしさや定期チェックの内容についてご紹介いたします。

坐骨神経痛について

・坐骨神経痛の恐ろしさ

坐骨神経痛は「激しい痛み」を生じる神経症状、あるいは関節障害です。
ヘルニアなどの病気の症状のひとつとして認識されます。

坐骨神経は腰椎から下半身に伸びる太く長い神経で、発症すると歩行困難、下肢感覚麻痺 、排尿・排便困難など、臓器の健康にも影響がおよびます。
「足がしびれるな」「なんだか冷えるな」と感じる方は、坐骨神経痛予備軍かもしれません。
もともと腰痛があるという場合には、坐骨神経痛リスクがかなり高いと考えられます。
予防の意味でも定期的に状態を確認するようにしましょう。

・坐骨神経痛はなぜ起こるの?

坐骨神経痛は病名ではありません。ヘルニアや脊柱管狭窄症、外傷などで起こる「症状」です。

つまり、関節の変形によって神経が圧迫されたり、外傷によって神経が損傷したりして起こるわけです。
いきなり坐骨神経が単独で痛み始めるというようなものではなく、必ず原因があり、治療のためには原因の特定が不可欠であるということを認識しておいてください。

坐骨神経痛と検査

・坐骨神経痛を調べる検査

坐骨神経痛は整形外科の範疇です。
発症している自覚がある方、治療までそのまま受けたいと思う方は、整形外科で検査を受けるといいでしょう。

坐骨神経痛の診断は筋力検査、反射検査、血液検査、画像検査などで行います。
また、高度な検査項目としては画像検査のCTスキャンやMRI検査が挙げられます。いずれも単独で数万円の費用がかかる高度な検査項目です。
腰椎の変形が疑われる場合にはCTスキャンを盛り込むようにしましょう。
CTスキャンはエックス線断層撮影を連続的に行って関節画像を立体的に構築する画像検査で、単純レントゲン撮影では診断できない腰椎疾患を容易に判別できます。

・定期検査なら人間ドックで!
通常、病院で受ける検査はひとつひとつが単独で費用が生じます。

ただし、人間ドックだけは特別に必要なだけの検査をセットに設定し、確定診断まで 組み込むことができるので待ち時間や通院の手間を省けるうえ、費用も割安になります。
定期的に同じ病院で人間ドックを受ければ身体の状態がどのように変化しているか医師と認識を共有できるというメリットもありますので、坐骨神経痛の検査を受けるのであれば定期的に人間ドックを利用することをおすすめします。

胆道閉鎖症と日本人
人間ドックを受ける理想的なスパンは1~2年に1回です。
病気の不安が強い方は1年に1回は病院で身体の状態を確認しておくといいでしょう。

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