男性にも骨盤の病気がある!? MRI検査で調べよう

コラム

男性にも骨盤の病気がある!? MRI検査で調べよう骨盤の病気というと「女性の病気だろう」と思われる方が多いのではないでしょうか?
坐骨神経痛や骨盤の開き、ゆがみなどは確かに女性に多い悩みです。女性は出産を経て骨盤が開いてしまうケースがよくあるため、そのイメージが強いのかもしれません。
しかし、骨盤は男性にも存在する器官です。
人体はあらゆる部位に病気の可能性があります。つまりは男性にも骨盤の病気はリスクがあるということです。いざというときに対応に困らないよう、どんな病気があってどんな検査が有効なのか把握しておいてはいかがでしょうか?

男性にみられる骨盤の病気について

・どんな病気があるのか
男性に起こる骨盤部の病気は、「前立腺炎」「前立腺がん」「骨腫瘍」「虫垂炎」「性感染症」「膀胱炎(尿路感染症)」「胃腸炎」などです。
男性は特に「前立腺炎」に注意しましょう。前立腺という器官は女性には存在しません。女性に「子宮がん」や「子宮内膜症」などの病気があるのと同じように、男性のみに起こる特有の病気です。

・気付くための「サイン」
病気に気付く大きな手掛かりが「痛み」や「発熱」「倦怠感」です。
男性にも女性と同様、定期的な骨盤の開閉が起こるといわれています。これが原因で骨盤や骨盤周辺の骨がゆがんで痛みが発生するケースもあるようです。また、骨盤そのものに骨腫瘍ができたり、間接や筋肉に炎症が起こったりしても痛みは発生します。さらには骨盤周辺の器官に炎症が起きても痛みが出るので、機能性の症状であるのか、あるいは病気を由来とする不調であるのか鑑別する診断が不可欠なのです。
股関節や骨盤周辺、下腹部の痛みや、痛みまでには発展しない違和感がある方。尿の排泄がスムーズでなくなったと感じる方は、検査の実施を検討なさったほうがいいかもしれませんね。

男性が骨盤の病気を調べるには

・骨盤の病気は「MRI検査」で調べられる
骨盤周辺の軟部組織を調べる検査としては「MRI検査」がおすすめです。というのも、他の多くの画像検査は骨を透過しませんので、「見て」調べる検査項目は選択肢に限りがあります。
「MRI検査」は磁気共鳴を利用して体内を画像化する検査ですので、患者の身体に対する侵襲性がありません。骨盤や股関節、骨盤周辺の臓器、筋肉、血管などを同時に調べようと考えるのであれば、ぜひ「MRI検査」を選んでください。

・検査は単独受診よりも人間ドックがおすすめ
高度な画像検査である「MRI検査」は、単独受診でも数万円の費用が掛かります。もし痛みなどの自覚症状がひどく、本格的な原因究明を目指すのであれば他にも複数の検査項目を利用する必要があります。そのため、目的に応じてお好みで検査項目を組み合わせられ、費用も優遇される人間ドックを活用してみてはいかがでしょうか?
各検査の待ち時間や通院の負担を軽減できますので、忙しい方には最適な方法となるはずです。

男性にも骨盤の病気がある!? MRI検査で調べよう
女性は毎月の月経などで骨盤部に注意を払う方が多いですが、残念ながら男性はそうではありません。身体の作りが違うために、外側から見える部位に注目しがちなのです。しかし、男性についても骨盤部の臓器は重要な器官なのですから、失われるような事態になる前に健康状態を確認するようにしていただきたいと思います。

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