専門人間ドック「がんドック」のPET/CT検査は早期発見に効果的

コラム

専門人間ドック「がんドック」のPET/CT検査は早期発見に効果的「がん」は日本の国民病と言えるほど罹患率が高い病気です。国民の「生涯がんリスク」は現在2人にひとり。国立がんセンターによるこの統計結果が物語るように、もはや「がん」は対岸の火事ではなく、誰もが備えておかなければならない一般的な病気なのです。
今回は「がん」の基礎知識をまとめ、その早期発見に効果的な人間ドックの、「がん」専門の検査コースをご紹介します。

「がん」の基礎知識:原因や症状、転移について

●「がん」はこんな病気
「がん」とは、人体を構成する細胞が「がん細胞」となって増殖していく病気です。
「がん細胞」は異常な働きをする細胞であるため、内臓などの器官でこれが増殖すると本来の機能は失われていきます。
原因は遺伝や加齢、生活習慣、ストレス、環境に由来するケースが多いのですが、原因不明の「特発性」とされる症例も少なくありません。

●「がん」は転移で広がる! 
「がん」は早期発見、早期治療が重要な病気です。発生初期に発見できれば、治療効果が出やすい傾向にあります。
進行した「がん」は転移してしまう、転移してしまっている可能性があるのでより治療が困難に。当初の発生部位で増殖するほか、周囲の細胞に侵入したり、体液に乗って別の部位に転移、全身に広がってしまうことさえあるのです。

人間ドックの「がん」専門コース「がんドック」

専門人間ドック「がんドック」のPET/CT検査は早期発見に効果的
●人間ドックの「がんドック」
「がん」には手術療法、薬物療法(化学療法とも)、放射線療法が代表的な治療法として知られています。そのほかには補完療法(代替医療による治療)や、積極的な治療を行わない緩和ケアなど。これら「がん」の治療法を選択する手がかりは、その種類やステージ(進行度合い)などです。
なお、「がん」の有無や種類、進行度合いを調べるには、人間ドックの「がんドック」をおすすめします。「がんドック」は、「がん」を調べるための検査項目を組み合わせた専門コースで、定期的に全身の状態を確認するのに最適です。

●PET/CT検査がおすすめなのはこんな時
人間ドックならではの検査項目として「PET/CT検査」があります。
この検査は通常の一般検診などでは選べない、専門性の高い項目です。

●PET/CT検査
PET/CT検査とは、陽電子放出断層撮影(PET)とコンピュータ断層撮影(CT)を組み合わせた検査のことです。現在ではPET検査と言えば「PET/CT検査」の意味だと考えていいでしょう。
体内でブドウ糖に似た動きをする放射性物質を薬剤として投与し、断層撮影を行って病巣診断する検査です。
PET/CT検査では表層のがんなどは発見が難しいと言われていますが、転移した「がん」の早期発見には非常に強いと評価されています。

人間ドックでは目的に応じて検査項目を組み合わせられます。
それぞれ高度な検査であるため、個別に受診するよりはコースで受診したほうが待ち時間などの負担を軽減できます。忙しいビジネスパーソンには特におすすめです。
健康状態に不安がある方、ストレスの多い方は、ぜひ定期的に人間ドックを受診していただきたいと思います。

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