意外と恐ろしい!? 肥満が招く病気7つを人間ドックで改善

コラム

意外と恐ろしい!? 肥満が招く病気7つを人間ドックで改善病気は静かに迫ってきます。病気リスクの自覚がない人物ほど深刻な病気を見逃しがち。もしこれまで健康について注意を払ってこなかったという方は、早めの人間ドックの受診がおすすめです。
30代中盤から徐々に病気への抵抗力が低下していきます。特に健康診断で肥満と診断された方は危険な状態にあるため、生活習慣の改善が欠かせません。
肥満と病気の関係などをご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。

肥満と病気の関係

●肥満によってリスクが高くなる病気
肥満症が招く病気があります。肥満と病気には強い関連性があるので、特にリスクが高くなる以下のものに注意しましょう。
■糖尿病
■高血圧
■脂質異常症
■動脈硬化
■脳血管疾患
■心筋梗塞
■脂肪肝
このほか、体重超過によって膝関節に過負荷がかかるため膝関節に障害が起こったり、睡眠時無呼吸症候群を発症したりすると言われています。
さらに、これらを原因疾患として二次的な疾患を招く可能性も認識しておく必要があるでしょう。

●治療と発見
肥満症には一見して判断できる状態以外に、内臓脂肪型の隠れ肥満もあります。そのため、発見には病院の検査が効果的です。肥満症に対応する検査項目は「BMI測定」「体脂肪率測定」「二重エネルギーX線吸収法(DEXA)検査」など。メタボリックシンドロームの特定検診では腹囲測定も行われます。
身長体重をもとに計算する「BMI測定」は健康診断でも受けられます。その際に体脂肪計を用いれば体脂肪測定も可能。
「二重エネルギーX線吸収法(DEXA)検査」は二種類のエックス線を照射して体の組成を調べるもので、体脂肪率の厳密な測定や骨密度の判定が目的です。

肥満症と付き合う方法

意外と恐ろしい!? 肥満が招く病気7つを人間ドックで改善
●気長に生活習慣を改善!
肥満症の原因が遺伝子レベルにあるようなら医学的な治療が先です。しかし、多くの患者は生活習慣によってゆっくりと肥満症に陥っており、長期的な改善計画を立てる必要があります。体脂肪率を下げるためには気長に自分の生活と向き合い、肥満症の原因ひとつひとつをつぶしていかなければならないのです。肥満症関連疾患を発病する前に、ぜひ医師のアドバイスを聞いて健康生活を始めていただきたいと思います。

●医師との継続な付き合いには人間ドックを
肥満症の発見と治療は年に1回の健康診断でも可能ですが、継続的な生活指導には人間ドックが便利です。人間ドックでは体への負担を最小限に抑える検査項目を選べます。
健康診断の範疇ではエックス線画像診断のみが画像診断の項目ですが、人間ドックならば超音波検査(エコー画像診断)や磁気画像検査(MRI検査)なども自由に受けられます。また、定期的な人間ドックの受診でかかりつけ医を確保しておけば、いざ病気を発症した時の治療にも困ることはありません。
日ごろから医師との緊密なやり取りによって生活の中の問題点を明確にし、実行可能な生活改善方法を見つけるようにしましょう。

外見的には肥満症のように見えてしまう体型でも、体脂肪率を測定してみれば肥満ではないというケースもありますし、その逆もあり得るのです。素人判断は誤解の元になるので、ぜひ人間ドックの受診を検討してみてください。受診のペースは30代なら2年に1回。40代以降は1年に1回程度とされています。

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