髪がパサつく原因4選!正しいシャンプーの手順も解説

「髪の毛をさわるとパサパサしている」「急に髪の毛のまとまりが悪くなった」
気付かないうちに、髪の質感が変わってしまって悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、髪がパサつく原因や、髪をパサつかせないためのシャンプーの手順を解説します。
最近髪のパサつきが気になっている場合、参考にご覧ください。
髪がパサついている状態とは?
髪の毛がパサついた状態とは、髪の外側にあるキューティクルがはがれたり、髪内部のたんぱく質が溶け出したりした状態です。
キューティクルとは、「ケラチン」といわれる無色透明で硬いたんぱく質です。毛先に向かってうろこ状に重なっており、髪内部の水分やたんぱく質を逃さないような働きをしています。
非常に薄く乾燥や摩擦に弱いため、刺激があるとはがれてしまい、髪内部の水分が蒸発してしまいます。
髪がパサつく原因4選
髪がパサつく原因は、主に以下の4つです。
1. アルカリ性薬剤によるダメージ
2. 摩擦によるダメージ
3. 熱によるダメージ
4. 紫外線によるダメージ
それぞれ解説していきます。
アルカリ性薬剤によるダメージ
ヘアカラーやパーマの施術をするときに使用される薬剤は、アルカリ性のものが一般的です。
髪の毛はアルカリ性の薬剤を使用するとキューティクルが開くため、色素が髪内部に浸透してしっかり染めることができたり、パーマのカールなどを作ったりすることができます。
施術後にしっかりとキューティクルを閉じるケアをしない場合、開いたキューティクルの部分から髪内部の水分やたんぱく質が出ていってしまい、髪がパサついてしまいます。
摩擦によるダメージ
キューティクルは、シャンプーをするときやタオルでふくときなどの摩擦でダメージを受けます。
とくに、ぬれた髪は乾いた状態の髪と比較するとやわらかくなり、キューティクルもはがれやすくなった状態です。
そのため、髪を乾かさずに寝ると枕や布団などでこすれて摩擦のダメージを受け、パサつきます。
熱によるダメージ
ドライヤーやヘアアイロンなどの熱は、髪をパサつかせる原因のひとつです。キューティクルは熱にも弱いため、高温のヘアアイロンやドライヤーのかけすぎでキューティクルがはがれてしまいます。
紫外線によるダメージ
紫外線は、キューティクルを構成しているたんぱく質の結びつきを切断し、損傷させます。これによりキューティクルがはがれて髪パサついてしまします。
紫外線は夏だけでなく、1年中地上に降り注いでいますので、年間を通して紫外線対策をすることが大切です。
正しいシャンプーの手順
髪のパサつきを防ぐためには正しい手順でシャンプーを行うことが大切なので、確認していきましょう。
1. 毛先から丁寧にブラッシングをして髪の絡まりやホコリなどを落とす
2. 予洗いで髪や頭皮をまんべんなくぬらす
3. シャンプーを手の平でしっかりと泡立てる
4. 指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗う
5. 頭皮を洗った後の泡を髪全体に行きわたらせる(ゴシゴシと洗う必要はありません)
6. 洗浄成分が残らないようにしっかりとすすぐ
7. 毛先~中間くらいまでの髪にトリートメントをつけてもみこむ
8. しばらくなじませた後しっかりとすすぐ
ヘアスタイリング剤を使った場合は2度洗いをした方が良いですが、洗い過ぎは髪をパサつかせる原因となりますので注意しましょう。
洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪に必要な成分まであらいながしている場合がありますので、ご自分の髪質に合わせて種類を変えてみてください。
週に1~2回程度、ヘアパックやヘアマスクを使用してスペシャルケアをしてあげるのもおすすめです。
まとめ
髪がパサつくとまとまりが悪くなるため、ヘアスタイリングが決まらないことも多いものです。そうすると、気分が落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
髪のパサつきの原因は、摩擦や紫外線、カラーなどの薬剤によりキューティクルが損傷してしまうことがほとんどなので、適切なケアをしてパサつきのない健康的な髪を目指しましょう。