高血圧を解消!血圧を下げる運動を紹介!

コラム


高血圧は現代問題視されている生活習慣病になるリスクを高めると言われています。
塩分多めの食事や、糖質・脂質多めの食生活を送っていることが原因と言われています。
ここでは、そんな高血圧を解消してくれる運動を紹介しています。

高血圧が原因で招くリスク

 血圧が高い=悪いというイメージがありますが、実はそうではありません。
血圧というのは人間が生きていく上でなくてはならないものです。しかし、血圧が高くない過ぎてしまうのが問題なのです。

高血圧になると、高血圧症という病気のリスクがあります。症状としては、頭痛やめまいを伴う事があります。しかし怖いことに、ほとんどの場合無症状であり、気づかずに放置してしまう人も多いのです。

そこで心配される合併症として、動脈硬化があります。高血圧が続き、血管にダメージが起こってしまいます。血圧が高くなると血管が傷つきやすくなってしまいます。その結果、修復しようとする段階でコレステロールを巻き込み、血管が堅くなっていくのです。そのため血管が細くなり、さらに血圧が上がっていきます。その結果、脳出血や心臓病のリスクが高まります。

これらのリスクを回避させるために、高血圧を解消しなければなりません。

高血圧解消に運動が必要な理由

 高血圧の治療には、食事療法や薬で血圧を下げていく方法があります。そしてもうひとつ、運動量があります。
実際に運動は、降圧薬と同等に血圧を下げる効果があるという研究結果も出ています。運動を行ったとき、実は一時的には血圧は上昇します。歩いたり走ったりした直後に血圧を測ると、血圧が高いことがありますよね。これは、全身に血液を巡らせるために見られる症状です。そして、毎日運動習慣を身につけて継続していくと、血液を送るために狭くなっていた血管が広がり、交感神経の緊張が解けるために血圧が下がっていくのです。
また、運動をすることは降圧効果のある「プロスタグランディン」という物質が増加することがわかっています。この物質は、血管を広げる効果や中性脂肪を低下させる効果があり、HDLという善玉コレステロールを増やしてくれます。

血圧を下げる効果的な運動

 一般的に血圧を下げるためには有酸素運動が効果的だと言われています。
ランニングやウォーキング、スイミングやサイクリング、エアロビクスなどが代表的な有酸素運動になります。
普段運動習慣の無い人がいきなり強度の強いものを始めてしまうと、心臓への負担がかかりすぎたりケガをしてしまったりするリスクがあります。
そのため、最初は軽い散歩や短距離のサイクリング、水中ウォーキングでもかまいません。少し汗ばむ程度からはじめてみてください。
 また、有酸素運動のほかにもストレッチが血圧を下げるのに効果的とも言われています。カナダ・サスカチュワン大学が研究を行い発表しました。
ストレッチは筋肉をストレッチする行為ですが、実は筋肉を伸ばすことはすべての動脈や血管も伸ばされることになります。
つまり、動脈の硬さを減らすと、血流への抵抗が少なくなり、血圧を下げることができるのです。
そのため、いきなり有酸素運動を習慣にするのは続かないという人は、ストレッチから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

 ここまで、高血圧のリスクや効果的な運動を紹介してきました。人間にとってやはり適度な運動は必要なものです。しかし、無理な運動は毎日続かないので、日常の中に少しずつ取り入れて習慣にしていくことが大切です。高血圧は様々な病気のリスクを伴いますので、ストレッチから習慣にしてはじめてみてはいかがでしょうか。

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