頭皮のにおいが気になる!原因や解消法は?

コラム

頭皮がにおうと「周りの人に気付かれたら嫌だな・・・」と気持ちが落ち込んでしまうこともあると思います。
こちらの記事では頭皮がにおう原因や解消法について解説していますので、頭皮のにおいが気になって困っている方はぜひ参考にご覧ください。

頭皮の役割とは

頭皮は他の皮膚と同じように「表皮・真皮・皮下組織」の3層からできており、その役割は次のとおりです。
 表皮:紫外線などの刺激から肌を守り、体内の水分の蒸発を防ぐ
 真皮:皮膚のハリや弾力を保つ
 皮下組織:体全体のクッションとして外部からの衝撃などを和らげる
頭皮の役割は他の皮膚とあまり変わりませんが、他の皮膚と比べて皮脂腺や汗腺の数が多いことが特徴です。

頭皮がにおう5つの原因

頭皮がにおう原因には以下の5つがあります。
1. 常在菌の増殖
2. シャンプーのすすぎ残し
3. 加齢
4. 油分の多い食事
5. ストレス
それぞれ解説していきます。

原因1.常在菌の増殖

頭皮は他の皮膚よりも皮脂腺や汗腺が多いうえ、髪の毛で保護されていることで蒸れやすい状態になっています。
このため皮脂や汗をエサにしている頭皮の常在菌が多量に増殖・分解することで、多くの脂肪酸を作り出し頭皮がにおいます。

原因2.シャンプーのすすぎ残し

シャンプーをしたあとにすすぎ残しがあると、せっかく綺麗にした頭皮に汚れが留まることになり、頭皮のにおいの原因となります。
また洗浄成分が頭皮に残ることで、においだけではなく痒みなどの皮膚トラブルを引き起こす可能性もありますので、シャンプーのすすぎ残しには十分注意しましょう。

原因3.加齢

加齢臭は男女ともに30~40代頃から始まり、50代からは本格化します。
年齢を重ねると、皮脂に「パルミトレイン酸」という脂肪酸が含まれるようになりますが、これが酸化されると「ノネナール」という成分に変化します。
このノネナールという成分が加齢臭のにおいの原因で、頭皮がにおう原因のひとつでもあります。

原因4.油分の多い食べ物

油分の多い揚げ物やお菓子などは、頭皮の皮脂の分泌を促す原因となります。
頭皮の皮脂が過剰に分泌されると、常在菌によって分解される脂肪酸の量が増え、においの原因となります。
揚げ物など油分の多い食べ物ばかりに偏らないように、バランスの良い食事をとることが大切です。

原因5.ストレス

ストレスを感じるとホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが増加することがわかっています。
男性ホルモンが増加すると皮脂の分泌が過剰になり、頭皮のにおいの原因になります。
ストレスをためないためにも、のんびりとできる時間やストレス発散の場を設けると良いでしょう。

頭皮のにおいを解消する方法

頭皮のにおいは頭皮に分泌される皮脂が主な原因です。できるだけ毎日シャンプーをして余分な皮脂や汚れを洗い落としましょう。
正しいシャンプーの方法は次の3ステップです。

ステップ1.予洗い

まずはぬるま湯で髪全体を予洗いします。予洗いでは髪や頭皮についたホコリなどの汚れや皮脂をできるだけ落としていきます。

ステップ2.洗髪

シャンプーを手に取り、しっかりと泡立てます。つぎに頭皮をマッサージするように洗い、その後毛先まで優しく洗いましょう。
このときシャンプーを泡立てずに使うと、シャンプーが全体に行きわたらなかったり、すすぎ残しの原因になったりしますので注意してください。

ステップ3.すすぎ

最後はシャンプーの成分が頭皮に残らないようにしっかりとすすぎます。
熱いお湯でのすすぎは、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性がありますので、36~40度くらいのぬるま湯で洗い流しましょう。

まとめ

頭皮がにおう主な原因は頭皮の皮脂によるものです。そのため、においが気になる場合はシャンプーをしっかり行い、においを解消しましょう。
ただし洗浄力の強すぎるシャンプーは、必要な皮脂まで取り除き頭皮を乾燥させてしまいます。
この結果、頭皮は乾燥を防ぐためにより多くの皮脂を分泌してしまう可能性があります。
洗浄力の強いものよりもマイルドなシャンプーを利用し、余分な皮脂や汚れをしっかり落とすことが大切です。

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