身体に良くない口呼吸を止めて鼻呼吸にチェンジしよう!
口呼吸が常態化すると虫歯、睡眠時無呼吸症候群などさまざまな病気を引き起こします。口呼吸の原因はアレルギー性鼻炎などさまざまな要因があります。鼻呼吸用テープを使用するのが、現在広く用いられている口呼吸対策となります。
最近体に良くない習慣として大きくクローズアップされてきたのが口呼吸です。
口呼吸は体にとって良くない、さまざまな症状の原因となります。
改善する方法も色々とあるので、今回は口呼吸の症状や対策について解説してみました。
口呼吸がもたらす症状
人間は本来、鼻呼吸をするのが正常な呼吸法です。
これは鼻呼吸によって健康状態が保たれているためです。
にもかかわらず、口呼吸が常態化してしまうと、さまざまな病気を引き起こす原因となってしまいます。
虫歯
実は虫歯の原因の一つに口呼吸があります。
というのも、口呼吸をすると口内が乾きやすくなるためです。
人間の唾液には虫歯を防ぐ成分が含まれているため、口が乾いた状態だと虫歯になりやすくなります。
各種の感染症
鼻にはご存知の通り、鼻毛が生えています。また線毛や粘膜もあります。
鼻毛や線毛、粘膜には雑菌やホコリ、ゴミなどをキャッチして体内に入り込むのを防ぐ、という働きがあります。
しかし口呼吸をするとダイレクトに雑菌や色々な物が喉の奥まで入ってしまうので、病気に感染しやすくなるというデメリットがあります。
容姿に与える影響
口呼吸をすると、容姿にも良くない影響を与えます。
鼻呼吸の人に比べて、どこかたるんだような顔つきになってしまいます。
かみ合わせに対する影響
口呼吸は歯のかみ合わせにもあまり良くない影響を与えます。舌が前歯を押しやすくなるため、出っ歯になりやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群
最近、心臓病をはじめとしたいろいろな重い病気に影響を与えていると考えられる睡眠時無呼吸症候群にも、口呼吸が影響していると考えられています。
というのも、口呼吸の場合、どうしてもいびきをかきやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群の人もいびきをかくので、共通点があります。
また、睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に舌が喉のところまで落ち込むことによって発生しますが、口呼吸をしているとこの状態が起こりやすくなります。
口呼吸の原因
口呼吸となる原因は、人によってさまざまで、はっきりしたことはわかっていない場合が多いです。
ただ一つはっきり原因となっているものが花粉症やアレルギー性鼻炎などで鼻が詰まっている場合です。
この場合、鼻呼吸では苦しいのでどうしても口呼吸をすることになってしまいます。
口呼吸を止めるための対策
口呼吸の対策としては有効なものがいくつもあります。
鼻の状態の改善
口呼吸の原因がアレルギー性鼻炎のような鼻の病気の場合は治療することで改善できる可能性が高まります。
普段から鼻呼吸を意識する
口呼吸の人は、癖になってしまっているので、鼻呼吸することを普段から常に意識して習慣化することで、口呼吸を止めることができます。
習慣となっていることなので、すぐにはなかなか改善できませんが、根気強く意識することで口呼吸が止められるようになっていきます。
鼻呼吸用テープを使用する
最近、多く用いられている方法は、寝ている時には鼻呼吸用テープを貼り付けて口呼吸をしないようにすることです。
これならばただ口に貼るだけととても簡単なので、比較的たやすく口呼吸を止めることができます。
実は専門のテープでなくても、ドラッグストアなどで販売されている安価な医療用テープを口に貼り付けるだけでも十分に口呼吸防止対策として威力を発揮してくれます。
まとめ
口呼吸自体にははっきりした症状が出てこないことも多いので、本人も気づかないままずっと口呼吸を続けている人もかなりいます。
しかし、今回解説したように口呼吸をすることで健康状態にかなり悪い影響を与えます。
寝ている時に鼻呼吸用テープを貼るだけでもかなり改善できるので、普段から意識するのが面倒な人は睡眠中に鼻呼吸テープを使用するようにしましょう。