身体に良い砂糖を選ぼう!種類を紹介!

コラム


 糖質制限という言葉が主流になっている現在。砂糖=悪いものという考えも広まっていますよね。砂糖は中毒性があるためあまり好ましくないとされていました。しかし、種類によって身体に良い砂糖もあるのです。ここでは、身体に良い砂糖を紹介しているので、是非参考にしてみてください。

砂糖は茶色いものを選ぶべし

 一般的な砂糖は上白糖といって、真っ白な砂糖が主流ですよね。スーパーでもよく見かけると思います。しかし上白糖は「精製された砂糖」のため、不純物がほとんど無く、栄養素もほぼ含んでいません。その分甘み強いですが、身体に良いとは言えません。一方茶色い砂糖は「完全に精製されていない砂糖」のため、栄養素やミネラルを含んでいる砂糖です。毎日使う砂糖は、こちらの完全に精製されていない砂糖を使うと良いでしょう。

きび砂糖

 きび砂糖は、ミネラルを残しながらクセのない砂糖に仕上がっているので、さまざまな料理に使いやすく、とても使いやすいというメリットがあります。繊細な味付けの和食にも使えるため、人気の高い砂糖です。
 てんさい糖よりもカリウム・カルシウム・リンなどのミネラル分が多く、コクのある風味が特徴です。煮物などに使うとマイルドに仕上がり、黒砂糖よりもクセのない風味なので、万能な調味料です。黒砂糖の風味が苦手で、雑味のない自然な甘みを付け加えたい人は、このきび砂糖がおすすめです。

黒砂糖

 沖縄で有名な黒砂糖は、サトウキビのしぼり汁をそのまま煮詰めて砂糖にしたものです。そのため、全く精製されておらずミネラル分が大豊富です。独特の風味とまろやかなコクがあり、栄養価が非常に高いです。カリウム・カルシウム・鉄分・リンの含有量は、砂糖の中でもトップクラス。栄養価を重視したい人は黒砂糖を強くおすすめします。
 黒砂糖は独特の風味がありますが、日本人でこの風味を嫌いな人はあまりいないと思います。黒砂糖の飴やお菓子も販売されているくらいなので、この風味が好きな人は是非料理にも使ってみてください。和食に使えば角がなく、まろやかな料理が仕上がりますよ。

てんさい糖

 てんさい糖は、砂糖大根やビートと呼ばれる野菜から抽出される糖でできており、北海道で生産されています。砂糖大根はホウレン草の仲間で、白い根っこの部分を粉々にして煮出すことで作られています。ミネラル成分は他の砂糖と比べると少ないですが、オリゴ糖が豊富に含まれています。
 ヨーロッパでは主にてんさい糖を使用することが多く、てんさい糖はフランス料理に欠かすことができません。フランスのてんさい糖生産量は世界第1位で、フィナンシェやカヌレ、クッキーなどフランスのお菓子にも使用されています。クセのない風味で、和食にはもちろん、コーヒーや紅茶に入れても美味しいですよ。
 また、てんさい糖はGI値が低いことでも知られています。糖尿病の方や生活習慣病が気になる方はぜひ、てんさい糖を使ってみてください。

料理によって使い分ける

 ここまで紹介した砂糖は、それぞれに味や風味が違うので、料理で使い分けても楽しいですよ。てんさい糖は、甘さ控えめの料理に最適です。フランス料理やイタリア料理、中華料理にも使え、プレーンヨーグルトやコーヒーなどに入れても美味しいです。
 きび砂糖は、自然の甘みを活かしたい時に最適です。クセがなくマイルドな風味なので、ブリの照り焼きや肉じゃが、お菓子作りにも使えます。お酢との相性もよく、ちらし寿司や手巻き寿司にも使えますよ。
 黒砂糖は風味や甘味が強いため、お菓子作りには向いていません。しかし、豚の角煮や酢豚、黒豆などテリやコクが必要な料理には最適です。また、梅酒や梅ジュース、梅シロップに使うのもおすすめで、まろやかでコクのあるジュースに仕上がります。

まとめ

 ここまで、身体に良い砂糖の種類や使い方を紹介してきました。料理の用途によってそれぞれの特徴を生かし、使い分けることもとても楽しいですよね。悪者とされている砂糖ですが、種類を工夫するだけで栄養食品に早変わり。それぞれの特徴を活かして、美味しくご飯を食べて、健康な毎日を過ごしたいですね。

関連記事一覧