膝の痛みは何が原因?症状や対処法も解説
膝を曲げたら急に痛みが出てきた。スポーツをしていたら膝が痛くなった。など、膝が痛くなる原因にはいくつかあります。
膝の痛みで足が動かせない状態になると、私たちの生活はかなり困ってしまうことが多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、膝の痛みは何が原因なのか、症状や対処法を解説していますので、膝の痛みが気になっている場合、参考にご覧ください。
膝が痛くなる原因
膝が痛くなる原因には以下のような原因があります。
加齢
ケガや過度の使用
炎症性の疾患
肥満
加齢
年齢を重ねると、膝にかかる負担を軽減するためのクッションの役割をしていた膝関節の軟骨がすり減ってしまい、痛みが生じます。これを変形性膝関節症と言い、加齢によって軟骨のすり減りが大きくなるため、高齢者に多く症状があらわれます。
ケガや過度の使用
長年スポーツなどで膝を酷使してきた場合やケガなどで、膝の痛みを感じるケースがあります。膝のじん帯や半月版を損傷すると、回復までに時間がかかったり完全には治らなかったりする場合もあります。痛みを感じる時には、早急に医療機関を受診して適切な治療を行うようにしましょう。
炎症性の疾患
関節性リウマチなど、免疫系の機能が正常に機能せずに自分の体の組織を攻撃してしまう自己免疫性疾患により、膝関節に炎症が起こることで膝の痛みを引き起こすことがあります。
肥満
歩くときに膝にかかる負担は体重の約2~3倍だと言われています。そのため、肥満の場合、膝にかなりの負担がかかりますので、膝の痛みの原因となります。
膝が痛い時の症状
膝が痛い時には以下の症状があらわれます。
腫れや熱感:膝がケガなどで炎症を起こしている場合、膝が腫れてしまったり熱感を生じたりしていることがあります。
関節の硬直:寝起きや長時間座った後に立ち上がる際、膝が固まったようになり動きにくくなることがあります。
不安定感:歩こうとしても膝に力が入りにくかったり、まっすぐ立ちづらかったりしてグラつきを感じるなどの不安定さを感じることがあります。
膝が痛い時の対処法
膝が痛いときには、以下の対処法をおこなってみましょう。ただし、痛みがひどい場合などに無理やり動かしたりすると逆に悪化してしまう場合がありますので注意してください。
冷やす
炎症などで腫れたり熱感を持ったりする場合、まずは痛みのある場所を冷やしましょう。また、無理に動かずに膝を休ませることも大切です。
ストレッチや筋トレ
膝が痛い時、膝周りの筋肉をストレッチして柔軟性を高めてあげると良いでしょう。また、膝を支える大腿四頭筋という太ももの前側にある筋肉が低下してしまうと、膝関節への負担が増してしまいます。自宅でできるような簡単な筋トレに取り組んでみましょう。ただし、やり過ぎてしまうと、さらにケガをしてしまうことがありますので注意してください。
ダイエット
体重が重いだけで膝への負担は大きいため、肥満の場合は体重管理をして体重を落とすと痛みが和らぐことがあります。
1kg体重が落ちると、膝の負担が2~3㎏減りますのでぜひ挑戦してみてください。
医療機関で治療する
痛みが引かない場合は放置せずに、医療機関を受診して膝の状況を確認してもらいましょう。痛みがひどい場合は薬を処方してもらったり、痛み止めの注射を打ってもらったりすることもできます。また、整形外科などでは、リハビリできるスペースを併設しているところもあり、マッサージやストレッチなどをおこなってくれる場合もあります。
まとめ
生活の中では、膝を曲げなければいけないことや走ったりしなければいけないこともあります。そのため、膝に痛みがあると日常生活に支障がでることがあるでしょう。
膝が痛くなってしまった時に患部を冷やしたりするのは有効ですが、痛みが強かったり痛みが長引いたりするときは、できるだけ早めに医療機関を受診するようにしてください。
、膝の痛みのない生活を送るためにも、適度な運動で筋力をつけたり、過度な運動をしたときは小まめに休息させたりしてあげましょう。