耳のマッサージで不調が解消!方法を紹介
寝不足やストレスなどで自律神経が乱れると、体調不良になることが多くなりますよね。しかしなかなか休みが取れないという人も多いと思います。実は耳にはツボがたくさんあって、耳をマッサージすることで自律神経を整えることができ、不調が改善することがあります。ここでは、自分でも簡単にできる効果的な耳のマッサージ方法を紹介しています。
自律神経について
はじめに、自律神経の乱れについて紹介します。自律神経の働きが乱れると、どのようになってしまうのでしょうか。実は、頭痛や不眠、倦怠感などの不調の原因になってしまうのです。つまり、自律神経が整っていれば、体調が改善するということです。自律神経は、全身の臓器を制御して体温調節・消化・血液循環などの活動をコントロールしている、体の司令塔のような役割をはたしています。この司令塔が乱れると、もちろん体調にさまざまな支障がでてきてしまいます。みなさんは、季節の変わり目などに不調が現れたことはないでしょうか。これは「気象病」といい、気圧の変化がストレスとなって自律神経が乱れ、不調を起こしてしまうのです。そしてこの自律神経の乱れは、耳をマッサージすることで改善できます。
なぜ耳のマッサージが効果的なのか
ここからは、なぜ耳マッサージは自律神経の乱れを整えることができるのかを紹介していきます。一つ目の理由は、血行が改善されるからです。耳をマッサージすると、耳のまわりはもちろん、全身の血行を良くすることができるのです。自律神経は、交感神経と副交感神経の二種類あるのですが、血行が改善することで、体をリラックスさせる役割を担う「副交感神経」の働きが活発になります。仕事などで長く緊張状態が続いたり、人間関係でストレスを受けた場合、自律神経の乱れは、ストレスに反応して体を臨戦態勢にする「交感神経」が強く働きすぎている場合が多いです。つまり、自律神経の乱れを整えるには「副交感神経」の働きを高めることで、緊張状態を解いてあげることが必要なのです。
二つ目の理由は、耳には多くのツボがあるということです。耳には、神門(しんもん)というつぼがあります。この神門は耳の上部にあり、自律神経の中枢である視床下部(脳の一部)に作用すると言われています。この神門をマッサージすることで、自律神経の働きを整える効果が期待できるのです。
血行をよくするマッサージ方法
はじめに、血行を良くして自律神経の乱れを改善するマッサージのやり方を紹介します。まず、親指と人差し指で耳の上部をつまみ、ななめ上に3秒ほど引っ張りましょう。これを3回繰り返していきます。そして再度同じように耳の中央をつまみ、横に3秒ほど引っ張ってください。これを3回繰り返しましょう。その後、耳たぶをつまみ、下に3秒ほど引っ張ってください。これも3回繰り返します。最後に、リラックスしながら耳全体をやさしくもみほぐしていきましょう。
神門を刺激する耳マッサージ
次に、自律神経に効くつぼの神門を刺激するマッサージ方法を紹介します。まず、耳の裏側に親指を置き、人差し指でつぼを揉み、押していきましょう。そのつぼと、その周辺を、中指と人差し指で、優しくていねいにこするように動かしてください。もしつまめる箇所があれば、そこはつまんでほぐしていきましょう。最後に、耳の上部、中央、耳たぶの順に優しく引っ張っていきます。これを3回繰り返して終わりです。
まとめ
ここまで、耳のマッサージの効果や、自立神経を整えるマッサージ方法を紹介してきました。どれも簡単でいつでもできるマッサージなので、気が向いた時にぜひ試してみてはいかがでしょうか。