耳が痛くなる原因は?症状や対処法も解説

コラム

耳の奥がズキズキして痛みがあるとき「何か病気かも……」と不安を感じることがありませんか。
本記事では、耳が痛くなる原因や、耳の痛みを引き起こす病気とその症状などについて解説しています。
耳が痛くて不安を感じている場合、ぜひ参考にお読みください。

耳が痛くなる原因は?


耳が痛くなる原因には以下のものがあります。
 細菌・ウイルス感染
 外傷
 気圧の変化

細菌・ウイルス感染

耳と鼻は耳管でつながっています。そのため、風邪などを引いたときに細菌やウイルスを含んでいる鼻水が耳に流れてしまうことがあり、耳の中で炎症を起こしてしまうため耳が痛くなります。

外傷

綿棒や耳かきなどで耳の中を傷つけてしまうことも耳が痛くなる原因です。その他、耳をぶつけてしまったり、耳をたたかれたりしても、耳の鼓膜が破れるなどして耳が痛くなることがあります。

気圧の変化

飛行機が離着陸するときや、スキューバダイビングで潜るときは、急激な気圧の変化が起こり、耳が痛くなることがあります。

耳が痛くなる病気と症状

耳が痛くなる病気には以下のようなものがあります。
 急性中耳炎
 外耳道炎
 耳垢塞栓
 顎関節症

急性中耳炎

急性中耳炎はウイルスや細菌が原因で起こります。急性中耳炎の症状には、激しい耳の痛みや難聴、発熱があります。

外耳道炎

外耳道炎は耳掃除のしすぎやアレルギー、水泳などによって外耳道が炎症を起こすことで発症します。耳の痛みやかゆみ、耳垂れなどの症状があります。

耳垢塞栓(じこうそくせん)

耳垢塞栓は、耳掃除などで耳の奥に耳垢(みみあか)を押し込んでしまったり、耳の中に大量の耳垢が溜まったりして外耳道をふさぐことで起こります。症状には耳の痛みや難聴などがあります。

顎関節症

顎関節症は、歯のかみ合わせに問題があると起こります。顎関節と耳は近い場所にあるため、顎関節の痛みを耳の痛みと感じることがあります。耳周辺の周りの痛みや、顎が動きにくいなどの症状がある場合は、顎関節症による痛みの可能性があります。

耳が痛いときの対処法

耳が痛いときの対処法は以下の通りです。
 耳の周りを冷やす
 市販の痛み止めを飲む
 医療機関を受診する
耳を冷やしたり市販の痛み止めを飲んだりして痛みが引いた場合でも、一時的に引いただけかもしれませんので、必ず耳鼻科を受診するようにしましょう。

耳の周りを冷やす

耳が急に痛みだした時には、耳の周りを冷やすと和らぐことがあります。水で濡らしたタオルや、保冷剤、ビニール袋などに氷と少しの水を入れたものなどで冷やしましょう。直につけると冷たすぎる場合がありますので、様子を見ながらタオルなどでくるみ、痛みのある場所に当ててください。

市販の痛み止めを飲む

痛みがある場には、市販の痛み止めを飲むのも効果的です。ただし、痛みが強いからといって、決められた量以上を飲まないように注意しましょう。

医療機関を受診する

耳が痛い場合ですぐに受診可能なのであれば、すぐに耳鼻科を受診した方が良いでしょう。細菌によるものであれば抗生物質を処方したり、耳垢が溜まっているのであれば除去したりしてもらえます。症状によっては、受診が遅くなると悪化する場合がありますので、耳鼻科でしっかりと診てもらえると安心です。

まとめ

耳が痛くなる原因は様々なので、その原因や症状に応じて治療をすることが大切です。耳が痛くなる原因の一つには、細菌やウイルスなど風邪によるものもあります。日頃から、手洗いうがいしっかりおこない、耳が痛くなるリスクを軽減するように心がけましょう。
また、痛みを感じた時に「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、症状が悪化したり、治りが遅くなったりするケースがあります。何かおかしいなと感じた場合には、必ず耳鼻科を受診することをおすすめします。

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