目が充血する原因5選。対処法を解説
自分でも知らないうちに「目が真っ赤に充血していた」という経験はありませんか?
充血の原因は様々ですが、この記事では特に多い原因5選を解説しています。
対処法も合わせて紹介していますので、目が充血しやすくて困っている人は参考にお読みください。
目が充血する原因5選
目が充血する原因は様々ですが、原因として多いのが以下の5つです。
1. 疲労やストレス
2. ドライアイ
3. アレルギー反応
4. 睡眠不足
5. 感染症
それぞれ解説していきますので、どのようなことが原因で目が充血しているのかを見極めてみましょう。
疲労やストレス
近年、多くの人が利用しているパソコンやスマホ、タブレットは、長時間利用すると目を疲れさせてしまいます。
パソコンやスマホの画面は、近い距離でじっと見つめてしまいがちですが、この状態が続くと目の筋肉は固まってしまい目の疲労につながります。また、スマホなどの機器から発しているブルーライトの光は紫外線に近い可視光線のため、目に負担がかかってしまいます。
目が疲労しているとき、この疲労を回復させようと血管を拡張させて目の血流を増やし酸素や栄養を運ぶため、白目が充血します。
ドライアイ
涙の量が減少したり涙の質が変化したりすることで起こるドライアイも、目を充血させる原因です。ドライアイは冷房や暖房で乾燥した室内環境や、コンタクトレンズの長時間使用、加齢による涙腺機能の低下などによります。
涙の量や質の変化によって涙の潤滑作用が低下すると、目の表面に微細な傷がつきやすくなるため、これを修復しようと血管が拡張し目が充血します。
アレルギー反応
アレルギー反応は体内でヒスタミンなどの化学物質が放出され、血管を拡張させると同時にかゆみや涙目などの症状も併発させます。アレルギーにはハウスダストやペットの毛、化粧品などがありますが、特に春先の花粉症シーズンには多くの人がアレルギーの症状に悩ませられ、重症化すると日常生活に支障をきたすこともあります。
睡眠不足
睡眠時間が不足すると目の組織が十分に休息をとれずに、血管が拡張してしまいます。そのため、いつも睡眠不足の場合は目の疲労回復が追い付かずに慢性的な充血になることも。
睡眠不足だけでなく不規則な生活リズムや夜更かしは、目の充血だけではなく目の乾燥や疲労感も増加させてしまうので、注意しましょう。
感染症
細菌やウイルスによる結膜炎などの感染症でも目が充血することがあります。特にアデノウイルによる結膜炎は強い感染力があるため、家族内での感染も多くみられます。
感染初期には目の充血に加えて異物感や目の痛み、まぶたの腫れなどの症状があらわれ、放置すると重症化する可能性があります。
また、コンタクトレンズの不適切な使用や管理も感染症のリスクを高める要因となりますので、適切に利用しましょう。
目が充血したときの対処法
目が充血してしまったときには以下の対処法を試してみましょう。
十分な睡眠をとる
室内環境を改善する
適度に休憩を入れる
医療機関を受診する
それぞれ解説していきます。
十分な睡眠をとる
目の組織の疲労を回復させるためには、質の良い睡眠が欠かせません。寝る2~3時間くらい前にゆっくりと湯船につかったり軽いストレッチなどをしたりしてリラックスし、就寝前の1~2時間前からはブルーライトを避けて眠りにつく準備をしましょう。
室内環境を改善する
冷房や暖房の風が直接目に当たらないように、風向きを変えてみましょう。また室内が乾燥しないように加湿することも大切です。
加湿器を設置するほか、床を水拭きしたり観葉植物を置いたりしても加湿の効果があります。
適度に休憩を入れる
連続して目を使いすぎると疲労してしまいますので、定期的に目を休ませることが大切です。
アメリカ眼科学会ではパソコンやスマホを連続20分間みたあとは、20フィート(約6m)離れたところを20秒間見る「20-20-20ルール」が推奨されていますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
目の充血は様々なことが原因となって引き起こされます。充血したときの対処法を試しても症状が落ち着かない場合や強い痛みがある場合、急に視力が低下した気がする場合などは早めに眼科を受診するようにしてください。