疲労、不眠、イライラ…。解決の鍵は「副交感神経」にあり!

コラム

「しっかり休んでいるはずなのに疲れが取れない」
「なかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めてしまったりする」
「気がつくといつもイライラしている…」

そんな症状でお悩みではありませんか?
心当たりがある方は、自律神経が乱れているかもしれません。

この記事では上記のような不調を解消する鍵「副交感神経」について解説します。

副交感神経とは?

「副交感神経」とは、自律神経のうちの一つ。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の二つから成り立っており、それぞれアクセルとブレーキのような役割を果たしています。

もう少し具体的に説明すると、心身ともにアクティブな時は「交感神経」が活発な時。
それに対し、心身ともにリラックスしている時は「副交感神経」が優位な時です。

つまり、体が休まらなかったり気持ちが落ち着かなかったりする人は、常に「交感神経」が活発な状態にある可能性大。

「副交感神経」を優位にすることで、様々な不調が改善される可能性が高いです。

副交感神経を優位にするメリット

心身の緊張がほぐれる

前述の通り、副交感神経は各内臓や器官の働きを抑制するブレーキのような役割を果たしています。
副交感神経が優位になれば血圧が下がったり筋肉が緩んだりするため、体は非常にリラックスした状態になります。
また、体の緊張が取れることで精神的な緊張もほぐれ、気持ちが気持ちも穏やかになるのも大きなメリットと言えるでしょう。

眠りの質が高まる

気持ちが昂っていたり体が緊張していたりすると、うまく寝れないもの。
寝付けなかったり、仮に寝れたとしても眠りが浅くなってしまったりすることがあります。
副交感神経が優位になれば心身がリラックスするため、ぐっすり眠れるようになるのです。

副交感神経を優位にする方法

ツボを刺激する

交感神経が活発すぎる人は、副交感神経を優位にして自律神経のバランスをとることが大切です。
自律神経を整える方法はいくつかありますが、その中でも特に簡単なのがツボを押すこと。
ぜひ「百会(ひゃくえ)」を刺激して、心身のケアを行いましょう。

<百会の場所>
頭頂。
左右の耳を結んだ線と、左右の目の間と後頭部を結んだ線画交差するところ。

<押し方>
・指先を百会にあて、頭皮を動かすように押す
・手のひらの下部、手首に近いところを百会にあて、円を描くように刺激する

<ポイント>
・ツボを刺激している時は息を止めず、自然な呼吸を繰り返す
・1回につき30秒くらい押す

呼吸を深める

自律神経は呼吸と深く関係することがわかっています。
呼吸が深くなる、もしくは吐き出す息が長くなることによって副交感神経が優位になると言われているため、イライラした時や眠れない時は呼吸を深めてみましょう。

<やり方>
1.立つ、座る、寝るなどラクな姿勢になる
2.お腹に手を当てる
3.お腹に呼吸を取り込むイメージで、ゆっくりと息を吸い込む
4.お腹を薄くするイメージで、ゆっくりと息を吐き出す
5.3-4を10回ほど繰り返す

<ポイント>
・呼吸は鼻から吸って鼻から吐くか、鼻から吸って口から吐く
・呼吸を繰り返すにつれ、少しずつ呼吸の間隔を長くする
・体の中の空気を入れ替えるようなイメージで行うと◎

まとめ

副交感神経は目に見えないためなかなか意識しにくいですが、ツボ押しや呼吸などちょっとしたことで優位にすることができます。

また、副交感神経を優位にしてリラックスするのではなく、自らリラックスした状態を作ることも副交感神経を優位にするのに効果的です。

ゆっくりとお風呂に浸かる、好きな音楽を聴く、アロマの香りに癒されるなど、リラックスできることを積極的に取り入れるようにしてみてくださいね。

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