片頭痛の原因は?和らげるツボや飲み物も紹介
片頭痛とは?
片頭痛とは、片側のみの頭痛に由来していますが、実際には4割ほどの人が両側の痛みを経験しています。ズキンズキンと脈打つような痛みが起こり、それと一緒に吐き気を伴うことが多くあり、頭痛を感じているときは光や音、においにも敏感になります。
片頭痛が一度起きると、4時間~数日程度続くことが知られています。
女性ホルモンとの関係が深く、20代~40代の女性最も片頭痛が起きると言われており、50代以降は減少傾向にあります。
片頭痛の原因は?
片頭痛の原因はまだ明らかになっていませんが、下に記載しているようなことが誘因となり三叉神経が刺激されて、痛みを引き起こす物質が分泌されます。このことにより、血管が拡張したことで頭痛が起きると言われています。
・ ストレス
・ 気圧などの天候の変化
・ 疲れ
・ 月経などによるホルモンバランスの変化
・ 飲酒(特に赤ワイン)
片頭痛にならないようにするためには?
片頭痛にならないようにするためには、規則正しい生活をすることが大切です。
規則正しい生活というと、「睡眠時間をしっかりとらなくては」と思う方もいますが、人によってちょうど良い睡眠時間は違うものです。長すぎず、短すぎず、自分に合った睡眠時間をとりましょう。
また、ストレスを溜めすぎることも片頭痛の原因になると言われています。気分転換になるようなことに取り組んだりして、少しずつでも発散していくことが大切です。
片頭痛になった時の対処法は?
どんなに注意していても、片頭痛が起きる時は起きてしまいます。そんな時にはどのような対処法があるのかをご紹介していきます。
痛む場所を冷やす
痛みがある場所を冷やすことで、拡張した血管を縮める効果があります。
濡らしたタオルでもいいですし、保冷剤などをタオルで巻いて当てても良いでしょう。
保冷剤は打撲したり、急にねんざなどで痛めたりしたときにも重宝しますので、ひとつ持っておくと便利です。
暗い場所で安静にする
片頭痛が起きると、光などにも敏感になります。そのため、暗い静かな場所で安静にすることで、症状が治まってきます。
眠れる場所があれば、しばらく眠ってしまうことも、片頭痛を収める有効な方法のひとつです。
カフェインを含む飲み物
片頭痛が起きているときは、カフェインを含む飲み物が効果的です。
カフェインには血管を収縮させることができますので、血管が拡張した状態
なることで起きる片頭痛の痛みを和らげることができるのです。
飲みものとしては、緑茶やコーヒーがおすすめで、摂取量は1、2杯を目安にしましょう。
あまり摂りすぎてしまうと、逆に、痛みが強くなる恐れがありますので、注意が必要です。
痛みを和らげるツボは?
片頭痛が起きた時に、すぐに冷やしたり、暗いところで安静にできれば良いですが、難しい時もありますよね。そんな時に、ツボを押すことで、改善することがありますので、ぜひ試してみて下さい。
それでは、痛みを和らげるツボを3つご紹介していきます。
ツボを押すときは、深呼吸をしながら3~5秒程度押して下さい。そして、これを数回繰り返します。
合谷(ごうこく)
親指と人差し指が交差するあたりにある合谷は、体全体の痛みや、肩こりを和らげるツボです。
手三里(てさんり)
ひじを曲げたときに出る横ジワから、手のひらの方に向かって指3本分あたりのところにある手三里は、頭痛や肩こりを和らげるツボです。
百会(ひゃくえ)
両耳を結んだ線と、鼻から後頭部の中央を結んだ線が交わるところにある百会は、頭痛や肩こり、目の疲れを和らげるツボです。頭のてっぺんのすこし凹んだところなので、触れてみるとわかりやすいかもしれません。
両手の平を、頭を抱えるように沿わせ、両手の指で押すと押しやすいかと思います。
まとめ
片頭痛は、軽症のものから重症のものまで様々ですが、頭痛が起きると、仕事をしていても家事をしていてもとても辛いものです。片頭痛にならないように、規則正しく生活することも大切です。しかし、辛い片頭痛が起きてしまった場合、我慢することは生活のクオリティを低下させてしまいますので、早めに痛みを和らげる対処法を試してみて下さい。