熱中症とは? 7つの対策方法を紹介

コラム

熱中症と思ったら次の4つのことを行ってください。
ただし、意識がハッキリしていない場合や自力で水分を飲めない場合は、すぐに「119」で救急車を呼びましょう。
1. 冷房の効いた室内や車内、風通しのよい日陰に移動する
2. 着ている衣服を緩める
3. 両首筋や脇の下、足の付け根を、濡らしたタオルや保冷剤で冷やす
タオルや保冷剤がない場合は直接水をかけてうちわなどであおぐ
4. 自分で飲める場合は経口補水液やスポーツ飲料、水を飲む(大量に汗をかいている場合は、水と一緒に塩分も取る)
カフェインやアルコールの含まれた飲料は利尿作用が働き、水分を体外に排出してしまいますので飲まないようにしましょう

こちらの記事は、熱中症とは何か、熱中症対策は何をすればいいかについて解説しています。
「どうやって熱中症を予防すればいいのかな」と悩んでいる方は、ぜひ参考にご覧ください。

熱中症とは

熱中症は高温多湿な環境に居続けることで、少しずつ体内の水分や塩分バランスが崩れて体温調整がうまくできずに、体内に熱がこもってしまう状態のことです。
屋外だけではなく屋内でも発症し、場合によっては死亡する危険もあります。
例年、気温の上がる5~9月は熱中症を発症し、緊急搬送される人数も増加しています。
総務省消防庁の「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」によると、救急搬送人数の累計は9万1,467人となっています。
熱中症を発症しないためには、屋内でも屋外でもしっかりと熱中症対策をすることが必要です。

熱中症を防ぐ7つの対策

熱中症を防ぐためには、体内に熱をこもらせないようにすることが大切です。
以下の7つの対策で熱中症を防ぐようにしましょう。
1. 水分補給をする
2. エアコンを使う
3. 日傘や帽子を使う
4. 体を冷やすグッズを使う
5. 暑い日はできるだけ外出しない
6. 通気性の良い服装にする
7. 健康管理をする
それぞれ解説していきます。

熱中症対策1.水分補給をする

熱中症を防ぐためには、こまめに水分補給をする必要があります。しかし、水だけの補給では汗と一緒に失われた塩分などが不足して、バランスを保つことができません。
熱中症対策をするにはスポーツドリンクを飲んだり、水と一緒に塩分の入ったタブレットや飴をなめたりすると良いでしょう。

熱中症対策2.エアコンを使う

熱中症で救急搬送された人が熱中症を発症した場所は、室内が最も多くなっています。室内にいるからと安心せずに、天気予報の気温変化などの情報も取り入れながらエアコンを利用しましょう。

熱中症対策3.日傘や帽子を使う

熱中症対策には日傘や帽子の使用が有効です。川崎市環境局環境総合研究所の「データに基づく熱中症予防について」では、日傘では頭頂部が11.4度、帽子では7.9度、日傘や帽子を使用しない場合と比べて暑さを軽減する効果があることが証明されています。

熱中症対策4.体を冷やすグッズを使う

近年ではネッククーラーやハンディファンなどの熱中症対策におすすめのグッズが多く販売されています。
コンパクトで持ち運びもしやすいので、暑さを感じた時には屋内・屋外問わずサッと取り出し利用できますので便利です。

熱中症対策5.暑い日はできるだけ外出しない

気温が高いときは不要不急の外出は控え、できるだけ涼しい室内で過ごしましょう。
屋外での運動も熱中症になる危険性が高くなりますので、できるだけ控えるようにしてください。

熱中症対策6.通気性の良い服装にする

熱中症対策のためには通気性の良い服装にすることも大切です。気温が高い日には麻やリネン、コットンなどの風通しが良いものを着ることで、熱がこもらないようにすることができます。

熱中症対策7.健康管理をする

熱中症にならないようにするためには、健康管理が大切です。睡眠不足だったりきちんと食事をとっていなかったりすると、熱中症になる確率は高くなります。
また暑い日でも、お風呂に入るときには湯船に浸かるようにしましょう。暑い日は室内外の気温差が大きく、体の体温調節機能がバランスを崩してしまいがちです。
湯船につかって汗をかくと、バランスを崩した体の体温調節機能を正常に戻す効果が期待できます。

まとめ

熱中症は重症化すると死亡することもあり、特に暑さに鈍感になりやすい高齢者や体温調節がうまくできない乳幼児は注意が必要です。
日頃から熱中症にならないように意識して対策をとれば、熱中症になる確率を大幅に下げることができます。
こちらでご紹介した対策を生活の中に取り入れて、暑い日を元気に乗り越えましょう!

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