梅雨は体調不良になりやすい?原因と対策を紹介

コラム


梅雨になると頭痛が続いたり、だるく疲れが取れなかったりするという人は多いと思います。湿度が高く雨でどんよりしているため、なんとなく気分も沈んでしまいますよね。ここでは、梅雨に体調不良になりやすい原因や、対策などを紹介しています。

梅雨による体調不良の原因

 1つ目の原因は、自律神経の乱れです。自律神経には交感神経と副交感神経があり、起きているときは交感神経が、寝ているときは副交感神経が優位に働いています。この二つがバランスを取り、健康的に過ごせるのです。しかし梅雨になると気圧が下がる日が多くなり自律神経が乱れてしまいます。また、梅雨の時期は寒暖差が激しいです。そのため体温調整をしている自律神経に負担がかかり、さらに乱れてしまうのです。
 2つ目の原因は、湿気が多いことです。多湿だと発汗がうまくできなってしまいます。そのため、水分が外に出せなくなり、むくみやすくなります。その結果、体が重い感家になってしまいます。
 3つ目の原因は、日照時間の短さです。人間は日光により「ビタミンD」を作るのですが、ビタミンD不足になってしまうと鬱症状に陥りやすくなります。雨が多い梅雨は日照時間が短く、日光に当れません。そのためビタミンD不足になり、なんとなく気持ちが沈んでしまうのです。

梅雨による体調不良の対策 食事編

 対策1つ目は、朝食を食べることです。朝食を食べると交感神経と副交感神経の切り替えがしやすくなり、リズムが整います。朝はなかなか食欲がないという人は、軽くスムージーやヨーグルトをお腹に入れるだけでも大丈夫です。おにぎりの具に鮭やおかか、たらこなどを入れると、炭水化物とタンパク質と摂れるのでおすすめです。
 2つ目は、体を温める食材を食べることです。おすすめは、しょうが、にんにく、唐辛子、ネギなどの薬味や、鶏肉、鮭などのタンパク質も体を温める効果があります。唐辛子や生姜は発汗作用もあるので、湿度が多く発汗しづらい梅雨にぴったりの食材です。
 3つ目は、カリウムやカフェインなど、利尿作用のあるもの摂取することです。梅雨の時期は多湿で身体から水分が逃げず、浮腫みやすいです。それを防ぐために、バナナやキウイ、アボカドなどカリウムが豊富な果物や野菜、コーヒーなどカフェインが入っているものを摂取すると老廃物が外に出て、体が思い感覚が軽減されます。

梅雨による体調不良の対策 運動編

 梅雨の時期は気分が沈みやすく運動をする気力も沸かないことが多いかもしれません。しかしそれは逆効果。ほんの少し軽い運動をすることで、自律神経が整えられます。おすすめは軽い有酸素運動です。軽く息がはずむくらいの負荷で、15~30分程度ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどをすることが好ましいです。また、踏み台昇降など一定のリズムで繰り返す運動は、副交感神経を優位にできるため、おすすめです。雨の日でも気軽に家の中でできるので、梅雨の時期にぴったりですね。

梅雨による体調不良の対策 生活編

 自律神経を整えるには、質の良い睡眠が不可欠です。そのために、入浴は寝る1時間前くらいに入ることが理想的です。寝る時に体温が下がる時間と重なると、睡眠に入りやすくなります。そのためには1時間前入浴がちょうどよいタイミングになります。お風呂は38°〜40°くらいのぬるま湯につかり、ゆっくり入浴しリラックスしましょう。熱風呂やシャワーのみの入浴は、逆に睡眠の質を下げてしまうので要注意です。
 また、入浴後にはストレッチやマッサージをすることがおすすめです。ストレッチやマッサージにはリラックス効果があり、副交感神経を優位にしてくれます。寝る前のスマホやテレビは、脳を興奮させて交感神経が優位になってしまうので、控えた方が良いでしょう。

まとめ

 ここまで、梅雨の時期に体調不良になる原因や、その対策について紹介してきました。朝食や睡眠の質を上げて自律神経を整える生活をすることで、体調不良を防げることが分かりました。気分が沈みやすくなってしまう梅雨だからこそ、食事や生活、運動に気をつけて、快適な日々を送りたいですね。

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