手洗いの効果がすごい!正しい手洗いの方法を紹介!

コラム

新型コロナウイルスが世界中に猛威を奮っている今、手洗いは自分を守るため、感染を広げないために必要ですよね。
実は手洗いの効果はかなり感染力を薄めることがわかっています。また、今回は正しい手洗いの方法も紹介しています。

手洗いの効果


ある研究で手洗いの効果はかなり高いと立証されています。手洗いしない場合の残存ウイルス数を約100万個とすると、流水のみで手洗いした場合でも一定の効果があり、ウイルスの量は100分の1の約1万個まで減らせますが、ハンドソープを使って約30秒手洗いするとウイルスを除去する力がアップし、1万分の1の数百個まで、それを2回繰り返すと100万分の1の数個まで減らせることが確認されているのです。つまり、水のみの手洗いでも効果はありますが、ハンドソープで手を洗うとかなりのウイルスが流れ落ちるのです。ハンドソープの性能のなかでも、基本となる洗浄力を生み出すのが界面活性剤というものです。一つの分子が持つ「親水性」と「親油性」が、水と油のように混じり合わないものを混じり合わせ、不要なものを洗い流す働きをしてくれます。

正しい「手洗い」の方法


手洗いは、あらゆる物に触れる手には多くの菌やウイルスが付いているため、さまざまなタイミングで手洗いをすることが大切になってきます。
日常生活での手洗いのタイミングは、帰宅時、トイレの後、食事やおやつの前後、調理前後、咳やくしゃみ、鼻をかんだ後、ドアノブや手すりなど多くの人が触れるものに触った後、などになります。頻繁に手を洗いすぎると手荒れの原因になるため、適切なタイミングで行うことが必要です。
また、手洗いは隅々までしっかり手洗いをしなければ、きちんと洗ったつもりでも菌やウイルスがまだ手に残っているということになりかねません。手を洗うときは石けんで手のひら、手の甲、指先、爪の間、指の間をこすりましょう。特に爪や指は洗い残しが多いところなので忘れずに洗うことが大切です。手だけでなく、手首までしっかり洗い流していきましょう。
また、濡れたままの手は菌やウイルスが付きやすいので、手を洗った後はタオルやペーパータオルで拭くことがおすすめです。

アルコール消毒液は細菌を死滅させる

手洗いのあとに行うと有効なのが、アルコール消毒です。アルコール消毒液には細菌の細胞膜を壊して死滅、もしくは無毒化させる効果があります。
実はアルコールの殺菌作用に関して、現在でも詳細なメカニズムは解明されていないのが現状です。
また、食中毒を引き起こすノロウィルスにはアルコール消毒が効きにくいとされており、後述する塩素系漂白剤による消毒が推奨されているので注意してください。
感染症を予防するにはアルコール消毒液で手指の消毒を行うことが大切です。細菌やウィルスによる感染症は、人間の目や鼻、口などの粘膜に細菌が付着することで発症してしまいますよね、手指は粘膜に触れやすい部位なので、定期的にアルコール消毒を行い、清潔に保つことが必要なのです。
また、エタノール濃度は70%以上が望ましいとされています。厚生労働省で推奨されているアルコール消毒液のエタノール濃度は70%~95%です。
新型コロナウィルスを含む多くの細菌は、エタノール濃度60%で不活性化することが多いですが、アルコール消毒液は経年劣化や保存環境によりエタノール濃度が変化してしまうことがあるので、できれば濃度70%以上の製品を使用することがおすすめです。

まとめ

ここまで、手洗いの効果や正しい方法、アルコール消毒の効果的な利用法などを紹介してきました。
まだまだ続きそうなコロナとの戦い。ぜひ手洗いやうがい、アルコール消毒などを積極的に正しい方法でおこない。自分の健康を守っていきたいですね!

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