咳が出て止まらない!原因や対処法を解説

コラム

「熱もないのにどうして咳が止まらないのだろう」「どうすれば咳を止められるのかな」と思うことがありませんか?
咳が出て止まらないと、夜眠れなかったり筋肉痛になったりしてツライですよね。
また外出先で咳が止まらないと、周りの人から嫌そうな目で見られて申し訳ない気持になることもあるでしょう。
こちらの記事では咳が出る原因や咳が出る時の対処法を解説していますので、咳が出てツライという方はぜひ参考にご覧ください。

咳が出る原因

咳には、気管や気管支などの気道に入ってきた異物を取り除き、異物が肺に入るのを防ぐ働きがあります。
咳が出る主な原因には以下のようなことがあります。
●細菌やウイルス
●ほこりや空気中に含まれる化学物質
●たばこ
●気管支炎や肺炎などの呼吸器系疾患
●ストレス
ほかにも、冷たい空気が刺激になったり痰が絡んだりして咳が出ることもあります。
咳が長引く場合や咳以外の症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

咳の種類

咳は以下の2つの種類に分けられます。
咳嗽(がいそう)とは咳のことを言います。
●乾性咳嗽(かんせいがいそう):痰の絡まない乾いた咳
●湿性咳嗽(しっせいがいそう):痰の絡んだ湿った咳
それぞれ解説していきます。

乾性咳嗽

痰の絡まない乾いた咳のことで、「コンコン」といった咳が出ます。
乾性咳嗽の咳が出る原因としては、以下のことがあげられます。
●咳喘息や気管支喘息
●間質性肺炎
●逆流性食道炎
●アトピー咳嗽
●ストレス

湿性咳嗽

痰の絡んだ湿った咳のことで、「ゴホゴホ」とした咳が出ます。
湿性咳嗽の咳が出る原因としては、以下のことがあげられます。
●慢性気管支炎
●気管支拡張症
●気管支喘息
●肺がん
●風邪

咳が出て止まらないときの対処法

咳が出て止まらないときには以下の対処法を試してみましょう。
●のどを温める
●ぬるめの水分を飲む
●寝る姿勢を変える
●部屋を加湿する
それぞれ解説していきます。

のどを温める

喉が冷えると刺激になり咳が出やすくなりますので、のどを温めましょう。
首にネックウォーマーやマフラー、タオルを巻くと、のどが温まり咳が落ち着きます。

ぬるめの水分を飲む

のどが乾燥していると咳が出やすくなりますので、こまめに水分補給をすることがオススメです。
ただし冷たいものを飲むと、刺激となり余計に咳が出てしまう可能性がありますので、人肌程度に温めたぬるめの水分を飲みましょう。

寝る姿勢を変える

寝ようとすると咳が出て止まらなくなることがあります。これは寝室とそれ以外の部屋の寒暖差によるものだったり、自律神経の働きによるものだったりします。
上半身の下に枕や毛布を折りたたんだものを挟み、少し起こした状態で横を向くと咳が出にくくなりますので試してみてください。

部屋を加湿する

部屋が乾燥はのどの乾燥につながりますので、部屋を加湿することがおすすめです。
加湿する方法は、加湿器を利用したり、濡らしたタオルを干したり、床を水拭きしたりすると良いでしょう。

まとめ

咳が出て止まらない状態が続くと、体力が消費され体に負担がかかって疲れてしまいます。
また夜に咳が出て止まらないとグッスリ眠れずに睡眠不足となり、日中に眠くなってしまったり頭がぼんやりしたりして、日中の活動に悪影響が出ることもあるでしょう。
少しでも咳を止めたい場合には、こちらの記事で解説した対処法をぜひ試してみてください。
しかし咳が出る原因には、間質性肺炎や肺がんなどの病気が隠れている可能性もあります。
対処法を試しても、咳が全く止まらない咳以外にも症状があるといった場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

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