口臭の原因と効果的な対策とは!?
「私って口臭あるかも?」「自分でなんとか防げないかな?」など、口臭について悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、口臭の原因や対策を分かりやすくご紹介します。セルフチェックについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
口臭の原因
口臭は原因によって以下の3種類に分けることができます。
● 生理的口臭
私たちは誰でも生理的口臭と呼ばれる口臭を持っています。朝起きた直後やお腹が空いた時、緊張している時などは、唾液の分泌が減少するため、生理的口臭が強くなります。唾液不足により、口の中の自浄作用が働かず、口臭の原因となる細菌が増えてしまうためです。
● 飲食物・嗜好品による口臭
食べたり飲んだりしたものが原因で起こる口臭ですが、これは一時的なもので、時間が経てば自然になくなります。
ニンニク、酒、たばこなどは、特に口臭の原因となりやすいです。
● 病的口臭
体の不調や病気によって生じる口臭を「病的口臭」といいます。口臭の原因となる口内の病気としては、ほとんどのケースが歯周病ですが、その他にも口腔がんの一種である舌癌や歯肉がんなどがあります。
口以外の病気としては、糖尿病や肝硬変なども口臭の原因となります。
口臭のセルフチェック
口臭が心配な時は、下記の方法で口臭のセルフチェックをしてみましょう。
● 唾液のにおいを嗅ぐ
手を洗った後に舌の上や歯と歯茎の間などを指で触り、指の先についた唾液のにおいを嗅いでチェックします。
● 息のにおいを嗅ぐ
コップやビニール袋に息を吹き込んで、一度密閉します。深呼吸を数回行い、その後コップや袋の中を嗅いでみます。
● 舌苔・デンタルフロスのにおいを嗅ぐ
舌ブラシや綿棒などで舌苔(舌の表面についている白っぽいカビ状のもの)をぬぐい取り、においを嗅いでみます。また、デンタルフロスを使用している場合は、使用後にフロスのにおいを嗅いでみましょう。
● 市販の口臭チェッカーを使う
「口臭チェッカー」と呼ばれる電子機器もあります。口臭の程度を数値で表示してくれるので、客観的に口臭の有無・程度を知ることができます。
自分でできる口臭対策
自分でできる口臭対策をご紹介します。これらの対策は口臭だけでなく、口内の健康保持にも大切なことなので、ぜひ日々のケアとしてとり入れましょう。
● 丁寧なブラッシング
歯垢の磨き残しは口臭や歯周病の原因になるので、毎食後必ず歯磨きをしましょう。寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が繁殖しやすくなります。起床時と就寝前には、特にていねいな歯磨きを心がけましょう。
また、歯と歯の間は磨き残しが多く、歯間の歯垢が口臭を悪化させることがあります。歯磨きの際にはデンタルフロスを併用して、歯間の汚れもしっかり落としましょう。
● 舌苔を取り除く
口臭の原因は、ほとんどが舌苔です。専用の舌ブラシを使って、優しく取り除きます。舌苔は正常な状態でも存在するものなので、完璧に取り除こうとする必要はありません。
● 食事の際はよく噛む
唾液は、口の中を洗い流して清潔に保ち、細菌の増殖を抑えます。唾液の分泌は、食べ物をよく噛むことで促進されます。食事の際には、しっかりと噛んで、唾液の分泌量を増やしましょう。また、ガムを噛むことも効果的とされています。
● 鼻呼吸を心がける
口を開けて呼吸をしていると、口の中が乾いて液の分泌量が減り、口臭の原因となります。普段から鼻呼吸を心がけ、口内が乾燥しないように水分補給もこまめに行いましょう。
まとめ
口臭は、鼻との距離が近いために嗅覚が慣れてしまい、自分では気づきにくくなるという特徴があります。
ですが、口臭は適切なケアによって予防可能であり、口臭の予防ケアは、口内の健康保持にもつながります。毎日のケアをしっかり行い、口臭や歯周病を予防しましょう。