口臭がドブ臭い原因は?セルフチェックの仕方と対処法を解説

コラム

「歯をみがいても口臭がドブ臭い」「ドブ臭い口臭は何かの病気?」
このように感じて、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ドブ臭い口臭の原因やセルフチェックの仕方を解説していますので、ドブ臭さの原因を知って、対策していきましょう。

口臭がドブ臭い7つの原因

口臭がドブ臭い原因は以下の7つです。
 歯周病
 虫歯
 舌苔(ぜったい)
 消化不良
 副鼻腔炎
 扁桃炎
 ドライマウス
それぞれ解説していきます。

歯周病

歯周病の原因となる細菌は、硫化水素やメチルメルカプタンなどのガスを発生させます。
このガスは腐敗した玉ねぎや卵、生ごみの臭いがするため、口臭がドブ臭くなります。

虫歯

虫歯を放置すると歯に穴があいてしまうことがあります。そこに食べ物が入り込むと菌が繁殖して口臭の原因になってしまいます。

舌苔(ぜったい)

舌苔とは舌の表面に付着する白い苔状のものです。口の粘膜の細胞がはがれおちて、舌に溜まって腐敗します。
通常時でも薄く舌苔はありますが、厚くなるとドブ臭くなってしまいます。

消化不良

胃や腸が不調だと消化不良を起こすため口臭がドブ臭いです。食べ物が消化されないまま胃に長くとどまると、胃で腐敗・発酵して腐ったような臭いのガスを発生させます。胃で発生したガスは呼吸とともに吐き出されるため、口臭がドブ臭くなってしまうのです。

副鼻腔炎(蓄のう症)

副鼻腔炎は副鼻腔にたまった膿により悪臭を発生させます。
副鼻腔炎とはウイルス・細菌などにより副鼻腔の粘膜が炎症を起こすことです。腫れたり粘度の高い鼻水がたまったりすると、異物を排出する通り道がふさがれ膿や鼻水がたまってしまい、ドブ臭い口臭がします。

扁桃炎

扁桃炎とは、ウイルスや細菌が原因となって扁桃が炎症を起こすことです。扁桃とは喉の奥の左右にあるリンパ組織でウイルスや細菌などから体を守っています。
扁桃には小さなくぼみがあり、そこに細菌やウイルスの死骸、食べかすなどが溜まると、「臭い玉」と呼ばれる白い塊になります。これがつぶれるとドブ臭い口臭がします。

ドライマウス

唾液の分泌量が少なくなるドライマウスになると、口の中が乾燥して口臭につながります。これは唾液が少なくなると、口の中で細菌が繁殖してしまうのが原因です。
ドライマウスは薬の副作用・ストレス・ホルモンバランスの乱れ・加齢などで起こります。

口臭をセルフチェックする方法

口臭をセルフチェックする方法は以下の3つです。臭いをかいでみて悪臭がする場合は口臭である可能性が高いです。
1. 唾液でチェック:清潔な手で舌の上や歯ぐきなどを触って臭いをかぐ
2. コップやビニール袋に息を吐いてチェック:清潔なコップやビニール袋に息を吐き出し臭いをかぐ
3. 歯間ブラシの臭いをチェック:使用後の歯間ブラシの臭いをチェックしてみてください
より簡単で正確に計測したい場合は、市販の口臭チェッカーを使用してみるのも良いでしょう。数値で判断できますので、口臭が周りに知られていないか不安なときに安心感があります。

口臭がドブ臭いときの対処法


 
口臭がドブ臭いときの自分でできる対処法は以下のとおりです。
1. 丁寧に歯をみがく
2. 唾液の分泌を促す
それぞれ解説していきます。

丁寧に歯をみがく

歯周病や虫歯はドブ臭い口臭の原因になりますので、口の中に食べかすや細菌が残らないように歯ブラシや歯間ブラシでしっかりみがいてください。とはいえ、自分で丁寧にみがいてもどうしても残ってしまうものなので、3カ月に1度を目安にして歯科医院で歯のクリーニングをしてもらいましょう。

唾液の分泌を促す

唾液には口の中の細菌の増殖を防いだり汚れを洗い流したりする役割があります。そのため、唾液分泌を促すことで口臭のドブ臭さを抑えられるでしょう。
ガムを噛んだり、唾液腺のマッサージをしたりすると唾液の分泌を促すことができます。

まとめ

口臭がドブ臭いと人と話すことをためらってしまうなど、コミュニケーションを控えたくなることがあるかもしれません。そのようなときは何が原因でドブ臭い口臭になっているのかを確認して、対処法を行ってみてください。
しかし、自分で対策をしても効果が出ない場合は、医療機関に相談してみましょう。

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