口が乾く原因とは?予防方法はある?

コラム

「いつも口が乾いている気がする」「口の中がネバネバして気持ち悪い」と感じている方もいると思います。
このような症状は、どのようなことが原因で起こるのかご存じでしょうか?
こちらの記事では、口が乾く原因や予防法を解説していますので、口が乾いて困っているという方は参考にご覧ください。

口が乾く原因とは?

口が乾く原因は、以下のことにより唾液が少なくなるからです。
●ストレス
●加齢
●口呼吸
●アルコール
それぞれ解説していきます。

ストレス

人がストレスを感じた時、普段はバランスを保っている自律神経が交感神経に傾きます。唾液は自律神経の働きによって分泌されていますが、交感神経が優位になると血管が収縮し水分量の少ないネバネバした唾液が分泌されて、口が乾きやすくなります。

加齢

筋肉は加齢によってだんだんと痩せてしまいす。これにより、口の周りの筋力が低下すると、唾液腺に刺激が伝わらず唾液量が減ってしまい、口が乾いてしまいます。

口呼吸

通常、呼吸は鼻でするものですが、鼻づまりや歯並びが悪いことが原因で口呼吸をおこなう場合があります。
また、柔らかいものを好んで食べている場合、口の周りの筋肉が発達せずに弱いため、気が付くと口が開きっぱなしになって口呼吸をしている方もいます。
口を開いていると水分が外に逃げていきますので、口が乾いてしまいます。

アルコール

アルコールには利尿作用がありますので、摂取するとトイレに行く回数も増えてしまいます。自分でも気づいていないうちに多くの水分を排出して、脱水状態になっていることがあり、口が乾きやすくなります。

口が乾く時の症状は?

口の中の水分量が少ないと、口の中がネバネバしたりヒリヒリしたりします。
また、殺菌作用のある唾液の分泌が少ないと、虫歯が増えやすくなったり、口臭が強くなったりします。

口が乾くのを予防する方法

口が乾くのを予防する方法は以下のとおりです。
●ストレスをためない
●よく噛む
●唾液腺をマッサージする
●水分補給をする
●アルコールを控える
それぞれ解説していきます。

ストレスをためない

ストレスが溜まると交感神経が優位になり、血管が収縮することで水分量が少ない唾液が分泌されることは先ほど解説しました。一方、ストレスをためないようにリラックスをすると、副交感神経が優位になり血管が拡張して、水分を多く含んだ唾液が分泌されて、口が乾くのを予防できます。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、寝る前に軽くストレッチをして全身をほぐしたりすると副交感神経が優位になりやすいといわれています。

よく噛む

食べ物を食べるときにモグモグとよく噛むと、唾液腺が刺激され、唾液の量が増えます。柔らかい食べ物ばかりではなく、硬い食べものをよく噛んで食べたり、ガムを噛んだりすると良いでしょう。

唾液腺をマッサージする

唾液腺をマッサージすると唾液が分泌されやすくなりますので、上の図のように唾液腺をマッサージしてあげましょう。
唾液腺マッサージの方法は次の3ステップです。
1. 頬を包むように4本の指を軽く耳下腺にあて、円を描きながら10回マッサージする
2. 顎先の裏側あたりの柔らかい部分に両手の親指をあて、10回上方向にゆっくりと押す
3. 顎のライン内側のくぼみを3~4か所に分けて5回ずつ押す

水分補給をする

口の中が乾く時には、こまめに水分補給をすると良いでしょう。実際に水を飲む以外にも、うがいをして口の中を湿らせてあげても口の渇きを抑えることができます。
また、普段過ごしている部屋が乾燥していると、口の中も乾燥しやすくなります。加湿器をつかったり、床を水拭きしたりして部屋を加湿してあげると、口の渇きを防ぐ効果が高まります。

アルコールを控える

アルコールを摂取することで利尿作用が働き、体内の水分が排出されやすくなります。
そのため、口が乾きやすいときはアルコールを控える方が良いでしょう。

まとめ

口が乾く原因は、唾液の分泌が少なくなることです。口が乾いてしまうと、虫歯になりやすかったり、強い口臭がしたりしてしまいます。
口が健康でないと、楽しく食事ができなくなったり、笑顔で人と会話をすることができなくなったりしてしまう可能性があります。
口が乾くことを予防して、イキイキとした毎日を過ごしたいですね!

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