冬はインフルエンザに注意!
昨今猛威を振るっている新型コロナウイルス。しかし、冬の季節はインフルエンザにも注意が必要です。重症化してしまうとコロナウイルスと同じくらい怖い病気でもあります。ここでは、インフルエンザの予防方法や対策について紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
インフルエンザとは
はじめに、インフルエンザについて改めて紹介します。インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染して起こる感染症のことです。インフルエンザウイルスは現在の時点で、A型、B型、C型、D型の4種類があります。その中で、ヒトに感染するものはA型とB型とC型のウイルスといわれています。主に流行するのはA型とB型ですまた、A型はヒト以外に動物にも感染します。哺乳類や鳥類への感染が確認されています。D型は家畜へのみ感染するといわれています。A型インフルエンザウイルスの大きさは80~120nmと大変小さく、感染力も強いウイルスになっています。A型・B型インフルエンザは例年、12月~3月に流行しています。
インフルエンザの症状
インフルエンザの症状は風邪にも似ていると言われますが、実際は風邪よりも症状が重くなる場合が多いです。咳やのどの痛みの他に、38度以上の高熱、倦怠感、食欲不振があります。また、風と違う点は関節痛や筋肉痛などが表れるところです。合併症も引き起こす可能性があり、気管支炎、肺炎、中耳炎になってしまうこともあります。インフルエンザの疑いがある場合は、48時間以内に病院へ行くことをおすすめします。
インフルエンザの予防法①ワクチン
インフルエンザを予防する最も有効的な方法は、やはりインフルエンザワクチンを接種しておくことです。インフルエンザの予防接種は毎年10月~11月ごろに開始されます。
ワクチンを予防接種すると、インフルエンザウイルスに対抗するための抗体が産生されるためにかかりにくくなります。100%予防できるものではないのでまれに感染してしまいますが、ワクチンを接種しなかったときよりも軽症で治る可能性が高いです。
日本で使われているインフルエンザワクチンは、不活化ワクチンという種類です。インフルエンザウイルスの感染力を失わせているので、ワクチンで感染するという危険性はありません。そのため安心して受けることができます。基本的に13歳未満では2回接種、13歳以上では原則1回接種します。
インフルエンザの予防法②日常生活
インフルエンザのワクチンを接種したとしても、やはり日常生活での予防対策も欠かせません。インフルエンザは、せきやくしゃみによる飛沫や接触で感染します。飛沫感染では、感染している人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込むことで感染するため、マスクの利用が有効的です。意味がないという人もいますが、しないよりはした方が予防になります。また、接触感染では、感染した人が触ったものに触り、そのまま目などの粘膜に触ることで感染します。この予防方法としては、手洗いやこまめなアルコール消毒が有効です。また、普段から免疫力を高めておくことも大切です。規則正しい生活や睡眠時間の確保、バランスの良い食生活は免疫力を高めてくれます。
まとめ
ここまで、インフルエンザの症状や予防方法を紹介してきました。毎年冬になると流行するインフルエンザ。予防できるワクチンがあるのでぜひ積極的に接種しておきたいものですね。また、手洗いやうがい、アルコール消毒など基本的なところからも意識して予防しておきましょう。インフルエンザは重症化するととても怖い病気でもあります。自分の身は自分で守り、健康的に冬を乗り切りましょう。