免疫力を高める方法は?風邪などに負けないために
流行の感染症が拡大しているとき、テレビやニュースなどで感染情報を頻繁に目にしますよね。
増えていく感染者数に「どうすれば自分や家族が感染しないかな?」と考えることがありませんか?
どんな方法を試しても、完全に感染を防ぐことは難しいかもしれません。しかし、「免疫力」を上げることができれば、感染しにくかったり、感染しても軽症で済んだりというメリットがあります。
本記事では「免疫力を高める方法は?」や「免疫力とは?」ということについて解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください!
免疫力を高める方法は?
免疫力を高める方法は以下のとおりです。
・ バランスの良い食事
・ 適度な運動
・ 適切な睡眠
日常生活の中で、意識して挑戦してみましょう!
バランスの良い食事
免疫力を高めるためには、腸内環境を快適に保つことが大切です。ウイルスや細菌などの病原体の多くは、食べ物や飲み物をとるときに口から一緒に体内に侵入し、腸にまで到達します。そのため、腸には病原体を攻撃するために、体中の免疫細胞のうち約7割が存在しているのです。
動物性タンパク質の肉や魚を多くとりすぎると、腸の中で悪さをする悪玉菌が増加してしまい、免疫力の低下につながりますよ。
食事のときには乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維を多く含む以下のような食材を積極的に取り入れると良いでしょう。
・ ヨーグルト
・ 納豆
・ キムチ
・ バナナ
・ 野菜
・ 海藻
炭水化物やタンパク質と組み合わせて、バランスの良い食事を心がけてみてください。
適度な運動
適度な運動は、代謝を促し、体温を上げる効果があります。代謝が促されると血液が全身を巡り、これとともに余分な水分や老廃物が汗や尿となって体外に排出されるのです。
また、体温が1℃上がると、体の免疫力は5〜6倍になると言われています。風邪のときに発熱がみられるのは、体の体温を上げることで、ウイルスや細菌と戦っているからなのです。
免疫細胞は36.5℃の体温で正常に働き始めますので、日頃から体温が低い方は、適度な運動をして体温を上げることで免疫力を高めることができます。
おすすめの運動は以下のとおりです。
・ ウォーキング
・ ヨガ
・ スクワット
過度な運動は免疫力を低下させてしまいます。適度な運動量で体の免疫力を高めていきましょう。
適切な睡眠
適切な睡眠をとることで、疲労回復をしたり細胞を修復したりする機能をもつ成長ホルモンを分泌します。また、免疫細胞が記憶する免疫機能の持続時間も長くなるために、1度かかったウイルスなどの病原体に素早く反応し、排除することができるのです。
適切な睡眠をとるために以下のようなことを心がけてみて下さい。
・ 朝8時までに日光を浴びる
・ 寝る1~2時間前にぬるめの湯船にゆっくりと浸かる
・ 寝る直前に興奮するテレビ番組などを見ない
適切な睡眠時間は個人によって違いますが、一般的には8時間程度の睡眠時間を確保できると良いといわれています。
免疫力とは?
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免疫力とは、文字のとおり「疫」(病気)から「免」(まぬがれる)「力」(ちから)のことで、ウイルスや細菌などの病原体から私たちの体を守るために働きます。
免疫力には以下の2種類があります。
・ 自然免疫
・ 獲得免疫
自然免疫は生まれつき備わっている免疫で、病原体が体に侵入すると、いち早く異常を認識し排除します。
獲得免疫は、体に侵入した病原体の情報を記憶し、次に同じ病原体が侵入した時に記憶した情報をもとに病原体を攻撃して排除します。
免疫力が低下するとどうなる?
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免疫力が低下すると以下のような症状が引き起こされます。
・ インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる
・ 肌のターンオーバーが正常に機能せず、肌荒れが起きる
・ がんの発生率が高まる
免疫力が低下すると、弱い病原体の侵入でも排除することができずに、体にさまざまな症状があらわれてしまいます。
まとめ
免疫力は、私たちがウイルスや細菌などの病原体から身を守るために、とても重要な働きをしています。免疫力が高ければ、感染症が流行しているときでも、感染せずに済んだり感染しても軽症で済んだりします。免疫力を高めて、毎日を健康に過ごしたいものですね