健康は足裏から!足ツボやセルフケアの方法をご紹介

コラム

街中を歩いていると、足裏マッサージや足ツボの看板をよく目にすることがあります。実際に施術をしてもらった後は、足の重だるさや、身体の疲れ、精神的な疲れもスッキリして、感動を覚えます。
では、健康と足裏には、いったいどのような関係があるのでしょうか?足裏のツボやセルフケアについてもご紹介していきます。

足裏と健康の関係性は?


足は第2の心臓とも言われるほど、全身の健康と密接しています。血液は、心臓から足、そして足から心臓に向かって流れています。この血液を循環させるポンプの役割をもっているのが足のふくらはぎです。足裏とふくらはぎは繋がっていますので、足裏を健康に保つことで、血液がスムーズに流れ、ふくらはぎの筋肉も力強く動くことができるのです。
また、足の裏の色や、硬さ、シワや湿り具合などの状態をみると、その人の体調もわかります。

足裏にはどんなツボがある?


東洋医学には主要な14本の経路(けいらく)という、身体全身に張り巡らせてある、気や血の通り道があります。その経路の上に存在するいくつかの特定のポイントがツボなのです。このツボに関して、WHO(世界保健機関)も有効性を認めています。
足裏には、頭から内臓までの身体の色々な場所に対応しているツボが存在していて、ツボを刺激することで、老廃物のつまりが改善されたり、血行が促進されたりすることで、心身の不調を改善する効果があります。

肩こりに効くツボ

上の足裏のイラストの僧帽筋の部分と、親指に肩こりに効くツボがあります。僧帽筋は頭を支える働きをしていますので、ここが硬くなってしまうと肩が凝ってしまいます。また、親指には頸部や頸椎のツボもありますので、併せてほぐしてあげましょう。

胃の調子が悪い時に効くツボ

胃や腸などに対応しているツボは、土踏まずの辺りに集中しています。胃や食道、腸の部分を刺激すると、胃腸の働きが活発になります。調子の悪い時は、さわっただけでも硬くなっていることがわかります。

眼の疲れに効くツボ

パソコンやスマホの使い過ぎなどで眼が疲れた時は、人差し指と中指にある眼のツボを刺激しましょう。疲れがひどい時は、痛みが強く出ることもありますので、気持ちのいい強さで刺激していくと、次第に、ほぐれてきます。

セルフケアの方法は?

足裏のセルフケアは、健康を維持するためにとても効果を発揮します。しかし、注意点もありますので、しっかり確認して、セルフケアに取り組んで下さい。

【足ツボマッサージをやってはいけない人】

 妊娠中の人
 持病のある人(高血圧、糖尿病、腎臓病、心臓病など)
 食後30分以内の人
 飲酒前後の人
妊娠中や、持病のある人は、ツボを刺激して血行が促進されることで、体調や病状が悪化する恐れがあります。
また食後すぐだと、消化に悪影響を与えることがありますし、飲酒前後にマッサージをすることで、アルコールが身体を回りやすくなるため、注意が必要です。

【足ツボマッサージの流れ】

1. クリームを足全体に塗って、左足から始めます。
※マッサージをするときは摩擦が生じてしまいますので、クリームなどを使って、手の滑りを良くしてあげることで、肌を痛めることなく、マッサージをすることができます。
2. 足裏にたまった老廃物を流しやすくするために、腎臓と膀胱のツボを刺激します。
※押すときは強く押しすぎず、痛気持ち良いくらいの強さで刺激しましょう。
3. 気になる箇所のツボを刺激します。
4. 右足も左足同様1~3を行います。
5. 最後に、老廃物を排出しやすくするために、常温の水か白湯を飲みます。

まとめ

健康と足裏の関係についてご紹介してきました。足裏を健康に保つことは、体調管理に役立ちます。疲れた時や、リラックスしたいときには、ぜひ足ツボマッサージを取り入れてみて下さい。

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