人間ドックを受けるメリットは?毎年受ける必要はあるのか
会社の健康診断で「人間ドック」か「一般健康診断」のどちらかを選択できるけど、どちらが良いのかな?
人間ドックを受けるメリットって何があるのかな?
人間ドックって毎年受ける必要があるの?
と悩みを持たれる方がいるのではないでしょうか。
人間ドックは一般健康診断よりも検査項目が多く、病気の早期発見に非常に役立っています。
こちらの記事では、人間ドックを受けるメリットや人間ドックを毎年受ける必要があるのかについて解説しています。
人間ドックを受けようか考え中の方は、ぜひ参考にご覧ください。
人間ドックとは
健康診断は、労働安全衛生法などの法律により義務付けられている「法定健診(定期健診)」と個人が任意判断で受ける「任意健診」の2つに分けられます。
このうち人間ドックにあたるのは任意健診で、法定健診である「一般健康診断」よりも検査項目が多く、40~100項目程度の高度な検査をおこないます。
人間ドックの費用は全額自己負担が基本ですが、健康保険の種類や会社によっては一部補助をしてもらって受けることも可能です。
人間ドックを受ける2つのメリット
人間ドックを受けるメリットは以下の2つです。
●病気の早期発見につながる
●医師から説明をしてもらえる
病気の早期発見につながる
人間ドックは検査項目が多く、体の様々な部位をしっかりと調べることができます。また、オプションで検査項目をさらに追加できるので、自身が気になる部位も検査可能です。
一般健康診断ではわからない自覚症状のない病変も、人間ドックであれば判明することが多く、病気の早期発見につながります。
医師から説明をしてもらえる
人間ドックでは検査が終了したあとに、医師との面談の時間が設けられており、検査結果の内容について説明してもらうことができます。
一方、一般健康診断では検査が終わったらそのまま帰宅し、後日検査結果が送られてくることがほとんどです。この場合、検査結果を見てもイマイチ内容がよくわからない、そもそも検査結果を見ていないという状態になることも考えられます。
人間ドックで検査結果の説明を医師から受けることは、自分の体の状態をより良く知り理解することになるでしょう。そして、このことが自身の健康について深く考える機会となり、生活習慣の見直しにもつながります。
人間ドックは毎年受ける必要がある?
人間ドックは40歳以降、年に1回受けることが推奨されています。
40代は子育てに忙しかったり、任される仕事が増え忙しかったりと健康に気が回らなくなることもあるでしょう。しかし実は、40代以降は生活習慣病などの発症リスクが高まる年齢と言われています。
もしも忙しさのあまり健康をおろそかにしていると、気付いた時には症状がかなり進行していることも考えられます。
また、初期の頃の病気は自覚症状がないものも多く、人間ドックで検査をしなければ見つけることができないことも。
このことから、自身の現時点の健康状態や、今後の健康のリスクをしっかりと把握するためにも、人間ドックは毎年受ける必要があると言えるでしょう。
まとめ
40歳になったあとは、毎年人間ドックを受けることをオススメします。
しかし基本的には全額自己負担であること、健康保険などから一部補助があるとしても、自分のお金を持ち出さなければいけないデメリットもあります。
とはいえ、人間ドックであれば一般健康診断よりもはるかに多い検査をすることができます。
例えば採血をした場合、人間ドックでは腎臓の機能低下などについても検査されますが、一般健康診断では検査されません。他にも人間ドックであれば腹部エコーがおこなわれますので、がんやポリープ、肝硬変などがあった場合、早期発見が可能です。
人間ドックを受けて網羅的に全身を検査してもらえば、「病気になっているかもしれない」という不安を抱えずに1年間安心して過ごせるでしょう。