人間ドックの再検査と精密検査の違いは?検査の受け方も解説

コラム

人間ドックで再検査や精密検査の結果をもらった時、どのように対応すればいいかわからないと思う方も多いのではないでしょうか。
再検査と精密検査では、「どちらの方が良くない状態にあるのかな」と疑問を持たれることもあるかもしれません。
検査結果の、再検査と精密検査にはどんな違いがあるのでしょうか。
こちらの記事では、再検査や精密検査の違いや、結果を受けて再検査や精密検査をする時にはどこを受診すれば良いのかについて解説します。
人間ドックで再検査や精密検査の結果が出ている方は、ぜひ参考にご覧ください。

人間ドックの再検査と精密検査の違いは?

人間ドックの結果には再検査や精密検査がありますが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
こちらでは、以下の2つについてそれぞれ解説していきます。
・人間ドックの再検査とは
・人間ドックの精密検査とは

人間ドックの再検査とは

人間ドックの再検査とは、人間ドックで検査したときに出た数値の異常が、本当に異常だったのかを再確認するための検査です。
再検査は、基本的に人間ドックでおこなった検査の結果に沿って、同じ内容で再検査し、疾患の有無を再確認していきます。
再検査で異常がなければ一時的な数値の異常と考えられますが、再検査で再度異常が出るようであれば、定期的に診察を受けたり精密検査に移行したりする可能性があります。

人間ドックの精密検査とは

人間ドックの精密検査とは、人間ドックでおこなった検査結果の内容をより深く詳細に知り、治療が必要か、必要であればどんな治療方針かを決定するための検査です。
精密検査の場合は、異常があるのはほぼ確定している状態で、異常となっている原因や治療法を探るために、より高度な検査をおこなったり異常のある項目ごとに細かく検査したりします。

人間ドックの再検査・精密検査の受け方は?

人間ドックで再検査・精密検査の結果が出た場合、どうやって受ければ良いのか悩むこともあると思います。
こちらでは再検査・精密検査をどのように受ければ良いのかを以下の2つに分けて解説していきます。
・検査を受けるタイミング
・検査を受ける場所

検査を受けるタイミング

人間ドックで再検査・精密検査の結果が出た場合の、再度検査を受けるタイミングは人によって違いがあります。
人間ドックからもらう検査結果の通知には、再検査をするタイミングが数字で記載されていることがほとんどです。
例えば、判定の欄にC6と記載されていれば6カ月後に再検査、C3の場合は3カ月後に再検査ということになります。
精密検査の場合は、できるだけ早めに精密検査をするようにしましょう。

検査を受ける場所

人間ドックで再検査・精密検査の結果が出た時に検査を受ける場所は、人間ドックを受けた病院や健診センターなどで受けることができます。
人間ドックを受けた病院や健診センターであれば、人間ドックで検査した時の初回データがありますので、スムーズに再検査・精密検査を受けることができるでしょう。
また、紹介状や初診料などもかかりませんので、手間や費用の負担を少なく済ませることができます。
人間ドックの再検査・精密検査は、いつも通院しているかかりつけの病院や自宅近くの病院でも受けることが可能です。
再検査・精密検査に対応しているかは病院によって異なりますので、事前に確認することをオススメします。
なお、初めて行く受診する病院の場合は、初診料が1000円程度かかります。
大学病院などでも再検査・精密検査をすることは可能ですが、基本的には紹介状が必要です。
大学病院などは外来患者が集中しないように、国の制度により紹介状がない場合は「特別の料金」が7,000円かかるようになっています。
特定の料金とは、一定規模以上の病院に紹介状を持たずに外来を受診する患者などから診察を受けた場合などに負担する「一部負担金とは別に徴収する料金」です。※1
大学病院などを受診する場合は、できるだけ紹介状を準備して予約をとったうえで受診するようにしましょう。
※1参照:厚生労働省「制度案内リーフレット

まとめ


人間ドックで検査して再検査・精密検査と結果が出ていても、つい後回しにしてしまう方もいると思います。
人間ドックで異常を発見しても再検査や精密検査を怠ってしまうと、早期に病状を発見できたかもしれないのに、悪化させてしまう可能性があります。
人間ドックで再検査・精密検査の結果が出た場合は、目安とされている時期に再検査したり、早めに精密検査をおこなったりして、安心を手に入れましょう。

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