ハゲ(AGA)になる原因とハゲを防止する対策

コラム

ハゲ(AGA)が起こる原因は5αリダクターゼという酵素が男性ホルモンのテストステロンと結合することで、ハゲの原因となるジヒドロテストロンが髪に作用するためです。生活習慣の乱れもハゲの原因となります。ただ現在は薬でハゲを治すことも可能です。

ハゲというものは以前は一度なってしまうと治らない症状、といわれてきました。

しかし、科学技術の進歩でハゲが発生する原因がかなり正確にわかってきて、本当に毛が生えてくる薬も開発されています。

しかし、できれば最初からハゲない方がいいので、今回はハゲが起こる原因やその予防法について解説してみたいと思います。

ハゲ(AGA)が起こる原因その1.男性ホルモン


ハゲが起こる原因としては、男性ホルモンのテストステロンが関係しています。

その過程は次の通りです。

まず、毛根付近にテストステロンがたくさん分泌された状態があるとします。

そこに、5αリダクターゼという酵素がテストステロンと結合することで、ハゲの原因となるジヒドロテストロンが生成されることに。

この成分がハゲの原因となります。

そのため、テストステロン自体が直接ハゲの原因となるわけではありません。

ジヒドロテストロンは毛根部分に作用して、髪の毛の育成を妨げてしまいます。

これがハゲが起こる原因です。

また、ハゲが頭頂部や生え際に多いのも、5αリダクターゼがこれらの部分に多く存在しているためだと考えられています。

ちなみに、上記のようなハゲの症状は男性ホルモンが関係することから、主に男性に頻発する症状です。

AGAという名称も男性型脱毛症のことを指します。

しかし、最近増えている女性のハゲに関しても、ホルモンバランスの異常から女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れた結果、男性と同じように男性ホルモンのテストステロンが関係してハゲが起こるのでは、と考えられています。

ハゲ(AGA)が起こる原因その2.生活習慣


ハゲが起こる原因としてはホルモンに加えて、ストレスや睡眠、食生活といったふだんの生活環境も関係してきます。

ストレス

ストレスによって毛が抜けたり、白髪になったりするのは昔から知られている事実です。

その原因ははっきりしたことはまだわかっていませんが、ストレスが原因で血行不良が起こることによって、髪に栄養が行き渡らなくなり、毛が抜ける結果をもたらすのではないか、と考えられています。

栄養不良

髪の主成分となるケラチンはアミノ酸を原料として作られます。そのため、アミノ酸が不足していると髪の生成に影響が出てハゲの原因となります。

また牡蠣などに多く含まれる亜鉛も髪を生成する際に重要な働き持つ成分です。

そのため亜鉛が不足した場合、髪の状態は悪くなりハゲの原因ともなりえます。

ハゲ(AGA)を予防する対策

一番簡単で効果がある対策はハゲを抑制する薬を飲むことです。

こういった薬は男性ホルモンの分泌を抑制することでハゲの進行を食い止める効果があります。

ただ、その結果として性的欲求が減退してしまうという副作用が起こることがあります。

頭皮マッサージ

頭皮をマッサージすることによって、頭皮部分の血行が良くなり毛根部分に栄養が補給されることで、ハゲの進行を抑制する効果があります。

バランスのとれた食事

髪の生成にはアミノ酸や亜鉛をはじめ、色々な栄養素が関わっているので、毎日偏った食事をするのではなく、いろんなものを食べることで栄養のバランスが取れて、髪に必要な栄養分を十分に補給することができます。

適度な睡眠

大人になるとなかなか仕事が忙しくて十分に眠れないことも多いですが、空いた時間を都合して睡眠時間をなるべく十分に確保することは、少なくとも髪に悪い結果をもたらすことはありません。

まとめ

このように、ハゲは原因が究明されていて、その対策となる薬もいろいろなものが出ているので、昔と比較すればハゲは治りやすい症状となってきました。

でも、ハゲる前に色々な対策をしておいてハゲない方が良いので、こちらで紹介したような予防法を取り入れて、なるべくハゲないようにしましょう。

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