スマホ老眼・スマホ近視とは？原因や対処法を解説

コラム

スマホなど、デジタル機器の普及により「スマホ老眼」「スマホ近視」という新しい目の悩みを持つ人が増加しています。
こちらの記事では、
 スマホ老眼・スマホ近視とは
 スマホ老眼・スマホ近視の症状
 スマホ老眼・スマホ近視の対処法
について解説します。スマホを長時間使っていて、最近目が見えにくくなったと感じている人は、ぜひ参考にお読みください。

スマホ老眼・スマホ近視とは

老眼は通常40歳頃から徐々に始まる目の老化で、近くのものが見えにくくなります。近視は、近くのものは良く見えるのに遠くのものは見えにくくなります。
症状の違いはありますが原因となるのは、どちらも目の焦点を合わせている「水晶体」の厚みを調節する毛様体筋という筋肉が硬くなってしまうことです。
スマホ老眼・スマホ近視とはスマホの長時間使用により、近くのものや遠くのものに焦点が合いづらくなってしまう現象です。これは、スマホの画面を近距離かつ継続的に見続けることで毛様体筋を疲労させることによって起こります。スマホ老眼は通常と異なり、20代や30代でも発症してしまうケースがあり、注意が必要です。

スマホ老眼、スマホ近視の症状

スマホ老眼の主な症状
 スマホの操作後に遠くを見るとぼやけて見える
 小さい文字が見えにくくなる
 目が疲れやすくなる
 夕方にものが見えにくくなる
 頭痛や肩こりになる
スマホ近視の主な症状
 遠くのものがぼやけて見える
 目が疲れやすくなる
 まばたきの回数が増える
 目が乾燥しやすくなる
スマホ老眼・スマホ近視の症状が出ている場合、放置すると悪化する可能性があるため、早めの対策が重要です。

スマホ老眼、スマホ近視の対処法

スマホ老眼・スマホ近視かもと思ったときの対処法は以下の通りです。
 スマホの使用時間を制限する
 正しい姿勢で利用する
 目の運動・ケアをする
 眼科を受診する
それぞれ解説していきます。

スマホの使用時間を制限する

スマホ老眼・スマホ近視の症状があらわれたときには、スマホの使用時間を制限しましょう。スマホの使用時間を制限すれば、画面を見る時間も確実に減りますので、目にかかる負担は軽減されます。
継続的に使用する場合でも、1時間のうち15分程度の休憩をはさむように心がけてください。また、就寝前の利用は睡眠の質を低下させますので、眠る1時間前からはしないようにしましょう。

正しい姿勢で利用する

スマホと目の距離は30センチ以上離すことが推奨されています。
スマホは手で持って画面を見ることがほとんどなので、ついつい画面に顔を近づけてみがちです。気付いたときには、意識して画面と目の距離を離すようにしましょう。

目の運動・目のケアをする

長時間のスマホ利用は、水晶体の調節をしている毛様体筋を硬くしてしまいますので、意識的に目の運動やケアをして毛様体の緊張を緩和させましょう。
 近くと遠とを交互に見る（遠近体操法）
1. 顔の前に手を伸ばし、親指を立てた状態で他の指はこぶしを握ります。
2. 親指からより遠くにある物を何かひとつ目標物にします。
3. 片目で親指を10秒見続けます。
4. 同じ目で遠くの目標物を10秒見続けます。
5. 反対の目も同様に、片目つき10セット行います。
 目を冷やして温める
目を冷やしたあとに温めてあげると目の周りの血流が良くなります。
冷たいタオルなどを2、3分目の上にのせて冷やし、そのあとに温かいタオルなどをのせて温めてあげましょう。

眼科を受診する

スマホ老眼・スマホ近視の症状が気になる場合は、早めに眼科を受診しましょう。また、必要に応じて老眼鏡などの使用をすることもおすすめです。

まとめ

スマホ老眼・スマホ近視は、現代社会の新たな健康問題といえますが、適切な対策をとることで予防や改善の効果は十分に期待できます。
若い世代でもスマホ老眼・スマホ近視を発症するリスクはあるため、年齢に関係なく予防を心がけるようにしましょう。
目の健康を守るためには、日々の生活の中でスマホの使用時間を意識的に管理し、行動を習慣化することが大切です。また、目の不調を感じたら、早めに眼科医に相談することがおすすめです。

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