ガムを噛むメリット・デメリットとは?注意点も解説

コラム

仕事で気分転換をしたいときに、ガムを噛むという方は多いのではないでしょうか。実は、ガムを噛むことには、気分転換ができること以外にもメリットがあります。
本記事では、ガムを噛むメリットやデメリットについて解説していますので、いつもガムを噛んでいる方はぜひご覧ください。

ガムを噛む4つのメリット

ガムを噛むと以下4つのメリットが得られます。
 虫歯を予防する
 食欲を抑える
 集中力を高める
 ストレスを解消する
それぞれ解説していきます。

虫歯を予防する

虫歯の原因は、歯の表面などに付着しているプラーク(歯垢)に含まれるミュータンス菌などで、糖分を栄養にし、酸を作りだして歯を溶かしてしまいます。
しかし、ガムを噛むことで分泌される唾液には、酸によって溶かされた歯の表面を再石灰化させる働きがあり、虫歯を予防してくれるのです。
また、ガムに含まれる甘味料にキシリトールが使用されている場合、ミュータンス菌の抑制する効果があることもわかっています。

食欲を抑える

ガムを噛むと、セロトニンというホルモンが分泌されます。セロトニンには、気持ちを安定させ、空腹によるイライラを抑えてくれる効果があります。
そのため、食前にガムを噛むことで暴飲暴食を防ぎ、食欲を抑えることができるのです。

集中力を高める

ガムを噛むことで、脳が活性化されることが研究によりわかっています。アメリカのプロ野球のプロリーグである、メジャーリーグの選手たちがガムを噛んでいる様子を見たことがある方は多いのではないでしょうか。
これは、選手たちがガムを噛んで、集中力を高めるために行っていることだと考えられています。

ストレスを解消する

ガムを噛むことでセロトニンというホルモンが分泌されますが、セロトニンは「幸せホルモン」のひとつでもあります。
セロトニンが分泌されると、興奮した気持ちや落ち込んだ気持ちをコントロールし、精神状態を安定させる効果があります。
ガムを噛み、セロトニンの分泌量を増やすことで、感情のバランス良く保ち、ストレスを緩和させることにつながります。

ガムを噛む3つのデメリット

ガムを噛むことで得られるメリットはありますが、過剰に噛み過ぎることで、以下の3つのデメリットがあります。
 歯がすり減る
 エラが張る
 顎にダメージを与える
それぞれ解説していきます。

歯がすり減る

ガムを噛み過ぎると、歯の表面を覆っているエナメル質がすり減ってしまうことがわかっています。
エナメル質が減ってしまうと、冷たいものを食べたら歯がしみるなどの知覚過敏を引き起こすことがあります。

エラが張る

ガムを噛むと、口の周りの筋肉を動かすことができるので、頬から顎にかけたフェイスラインがすっきりとしてきます。
しかし、噛み過ぎることで、筋肉が発達しすぎてエラが張ったように見えることがあります。

顎にダメージを与える

ガムを噛むと顎をよく動かすことになりますが、頻度が高すぎると、顎の筋肉が疲弊してしまいます。
また、右側だけや左側だけと片方でばかり噛んでいると、顎の関節にズレが生じる恐れも。
このような状態が続くと、顎が痛くなる顎関節症を引き起こすリスクとなる可能性があります。

ガムを噛むときの注意点は?

ガムを噛むときは、
 砂糖などの糖分が含まれていないもの
 キシリトールが配合されているもの
を選びましょう。
砂糖が含まれるガムを噛むと、逆に虫歯になってしまう可能性が考えられますので、糖分が含まれていないものを選ぶ必要があります。
また、キシリトールには、酸を作り出すミュータンス菌を抑制する効果がありますので、虫歯の予防にうってつけです。
ガムを購入するときには、成分表をしっかりと確認して購入するようにしましょう。

まとめ

ガムを噛むと、虫歯を防いだりストレスを解消したりするメリットがあります。しかし、噛み過ぎることで顎関節症や歯のエナメルがすり減ってしまう可能性も。
ガムの噛み過ぎには注意して、生活の中に上手にガムを噛む習慣を取り入れていきたいですね!

関連記事一覧