インフルエンザのピークは1月~3月。症状や注意点も解説

コラム

インフルエンザの時期っていつ?
去年もかかったのに、今年もかかる可能性があるの?
インフルエンザを予防する方法はある?
このような疑問を持っている人は多いと思います。
そこでこの記事では、インフルエンザの基礎知識や予防法などについて解説していきます。
インフルエンザにかかりたくない人はこの記事を読んで、しっかり感染症対策をおこない元気に過ごせるようにしましょう!

インフルエンザとは

インフルエンザは、 インフルエンザウイルスによる感染症です。ウイルスの種類は大きくA型・B型・C型の3つに分類され、流行の主な原因となるのはA型とB型です。
その年に流行する型は毎年違いがあり、A型とB型が同時に流行することもあります。また、型の中にもいくつか種類がありますので、同じ年にA型B型の両方、A型の違う種類に2度感染するケースもあります。

インフルエンザ発症のピークは1~3月

インフルエンザウイルスは気温が低く乾燥した環境を好むため、日本では12月から流行が始まり、1月から3月にかけてピークに達するのが一般的です。しかし、インフルエンザウイルス自体は1年中存在しているため夏に感染者が増加するケースなど、ピークの時期はその年によって変動することも多くあります。
夏のインフルエンザは、夏バテによる免疫力の低下や冷房による空気の乾燥などが原因です。冬に流行することが多いインフルエンザですが、夏でも感染対策をしっかりおこないましょう。

インフルエンザの症状

インフルエンザの特徴的な症状は、急な38度以上の高熱・頭痛・関節痛・全身のだるさなどの症状です。また、一般的な風邪と同じように鼻水・鼻づまり・くしゃみ・咳・のどの痛みなどの症状が見られることもあります。
発症から3~7日程度で回復しますが、高齢者・基礎疾患のある人・小さな子どもが感染すると、重症化するおそれがありますので注意が必要です。
特に、学校や職場のような人が密集する環境では集団感染のリスクが高くなります。高齢者や小さな子どもが一緒に住んでいる場合には、家庭に持ち帰らないように十分に感染予防対策を行いましょう。

インフルエンザの検査・受診するタイミング

インフルエンザの検査は、症状が出始めてから12時間以上経過していないと、正確な判断ができない可能性が高いです。半日程度経過していない場合は、病院で検査を断られる可能性もありますので注意しましょう。
なお、医師が処方する抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に使用することで効果が期待できます。
そのため、インフルエンザかもと思ったら症状が出て12時間経過後、48時間以内に医療機関を受診しましょう。

インフルエンザの予防方法

インフルエンザの予防は複数の方法を同時に行うと効果的です。主な予防方法には以下のものがあります。
・予防接種を受ける(流行期前の10月~11月がおすすめ)
 予防接種は発症予防や重症化防止に効果的です。ワクチンの効果が出るまでに約2週間かかるため、流行する前に接種しましょう。
・正しい手洗いとうがいの実施
 手洗いは石鹸を使用し丁寧に行うことが大切です。指の間や爪の先、手首までしっかりと洗ってください。
・マスクの着用
 インフルエンザウイルスは飛沫感染によって感染します。流行期には感染予にマスクを着用しましょう。
・十分な睡眠と栄養バランスの良い食事
 睡眠不足や栄養不足は免疫力を低下させる原因の一つです。十分な睡眠時間の確保やバランスの良い食事を心がけましょう。
・適度な湿度(50~60%)を保つ
 インフルエンザウイルスは乾燥した環境を好み、湿度が高くなると生存できなくなります。とはいえ高すぎると、カビなどが発生する恐れがありますので、50~60%程度に保つようにしましょう。
・人ごみに行かない
人が密集している場所は、インフルエンザだけでなくその他のウイルスにもかかってしまう可能性があります。特に用がなければ、流行期には人ごみに行かないようにしましょう。

まとめ

インフルエンザは1月~3月にピークを迎える感染症です。重症化すると死亡することもありますので、予防接種や日々の予防対策を徹底しましょう。
検査は症状が出てから12時間経過がでないと正確な判断ができませので、この時間が経過したら早めに医療機関を受診することをおすすめします。
適切な治療と予防で、健康的な冬を過ごしましょう。

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