ふくらはぎを鍛えてさらに健康になろう!
腹筋やお尻、太ももをがんばって鍛えている方は、男女かかわらず増えてきていますよね。しかし、ふくらはぎを鍛えている人は意外と少ないのではないでしょうか。実はふくらはぎを鍛えると、体に嬉しいメリットがたくさんあるのです。ここでは、ふくらはぎを鍛えることでもメリットを紹介していきます。
ふくらはぎの筋肉の構成
はじめに、ふくらはぎの筋肉の構成を紹介していきます。筋肉について詳しく知ることで、鍛える筋肉を意識しながら筋トレを行うことができるようになりますよ。ふくらはぎは、別名「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」と呼ばれています。下腿三頭筋は、足首を曲げたり伸ばしたりする動作をつかさどっている筋肉で、これは腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋肉によって構成されています。
腓腹筋は、ふくらはぎの最も盛り上がった部分にある筋肉です。腓腹筋は両足それぞれ、左右二つの筋肉で構成されています。そしてさらに内側の筋肉を内側腓腹筋、外側の筋肉を外側腓腹筋と分けることができます。この筋肉は、跳んだり走ったりする際に執拗となります。そしてヒラメ筋は、日常でよく使われる筋肉です。身体のバランスをとったり、歩くときに前に倒れないように支えたりという役割があります。
ふくらはぎの役割
ふくらはぎの役割は、歩く、走る、ジャンプするなどの動きはもちろん、「第二の心臓」としての役割もあります。ふくらはぎは筋ポンプ作用があり、全身に血を巡らせることに大きな影響を与えているのです。血液が通る血管は筋肉の中にもあるため、実は、筋肉も血液を送る役割を果たしているのです。ふくらはぎは心臓からもっとも遠い筋肉部位と言われていて、下半身の血液循環の中でも、静脈血を心臓に送るポンプ作用が強いのです。仕組みとしては、ふくらはぎの筋肉を使うことで、血管が押しつぶされることで、その勢いで血液が流れやすくなるという仕組みになっています。
ふくらはぎを鍛えることで得られるメリット
ふくらはぎを鍛えることのメリット一つ目は、運動能力がアップすることです。ふくらはぎは、ジャンプするときや歩く時に多くの筋肉が使われます。そのため、ふくらはぎを鍛えることで、歩行効率やジャンプ力、瞬発力がアップすることが期待できるのです。また、足が疲れにくくなるというメリットがあります。普段から立ち仕事や歩き回る仕事で、足が疲れてしまう人は、ぜひ鍛えることをおすすめします。
二つ目のメリットは、足首の安定性が高まるということです。ふくらはぎを鍛えることで、しっかりと足首を支えることができます。そのため、足首が安定し、転びにくく、けがをしにくくなるというメリットがあるのです。とくに、年配の方は積極的に鍛ることで、転倒事故による骨折、寝たきり生活になることを防ぐことができます。
三つ目のメリットは、引き締まった脚になるということです。ふくらはぎを鍛えることで、足首がきゅっと引き締まったようなシルエットになり、綺麗な脚になります。
ふくらはぎの理想のサイズは身長(cm)×0.2だと言われています。ぜひこのサイズを目指して、ふくらはぎを鍛えてみてください。
4つ目のメリットは、全身の血流促進によるむくみ、冷えの改善ができるということです。先ほども述べたように、ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれています。もちろん、全身の血流にも関わってくる部分です。ふくらはぎを鍛えることで血流が促進され、むくみや冷え性が改善されます。毎日の立ち仕事で足が浮腫んでしまうということは、女性に多いと思いますが、これが改善できるのです。また、老廃物がたまりにくくなり、疲れやだるさ、肩こりも解消されるという効果があります。
まとめ
ここまで、ふくらはぎの筋肉の仕組みや、ふくらはぎを鍛えるメリットを紹介してきました。ふくらはぎを鍛えることで、美脚になるのはもちろん、血流アップや冷え性対策になることもわかりました。ぜひ日常に、ふくらはぎのトレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。