「赤ら顔」は自分で治せる?顔が赤くなる原因や対処法

コラム

「暑くもないのに顔が赤くなってしまい、恥ずかしい」という経験をした人は、少なくないのではないでしょうか。
一時的なものであれば顔の赤みが引くのを待つだけで良いですが、ずっと顔が赤いままだと「この状態をどうにかしたい」と考えてしまいますよね。
赤ら顔とは、顔全体または顔の一部が赤くなってしまっている状態のものです。熱感やかゆみを伴うこともあり、特に頬から鼻にかけて赤くなっていることが多くみられます。
本記事では、顔が赤くなる原因や自宅で赤ら顔を治す方法を解説しています。赤ら顔が気になっているという場合には、ぜひ参考にしてください。

顔が赤くなる原因

顔が赤くなる原因には以下のことがあります。
 肌の炎症
 生まれつきの肌質

肌の炎症

肌の炎症には、紫外線や空気の乾燥、花粉などの刺激によって炎症を起こすものや、アトピーなどの皮膚疾患によるものがあります。顔全体に、ニキビのようなポツポツした赤みが出たり、皮膚がヒリヒリしたりします。

生まれつきの肌質

生まれつきの肌が薄い場合や色白の場合には、毛細血管が拡張して血流が流れているものが透けてみえるため、顔が赤くなります。
寒い場所から暖かい場所に行ったとき、緊張したとき、飲酒したときなど赤くなりがちです。

自分でできる赤ら顔の治し方

自分で赤ら顔をすぐに完全に治すことは難しいですが、少しでも赤みを減らすためには以下の方法を試してみてください。

正しいスキンケア

肌には皮脂やホコリなどの汚れが溜まっていますので、洗顔フォームや石鹸を使って汚れを落とします。洗顔するときには、泡の上からやさしく洗うようにしましょう。ゴシゴシと力を入れて洗顔をすると、刺激を与えてしまい肌トラブルにつながります。洗顔後は体温より少し低めの32℃くらいのぬるま湯でしっかりと洗い流してください。冷たい水だと汚れが残ったり、熱いお湯だと必要な皮脂まで洗い流してしまったりしますので、お湯の温度に注意しましょう。
洗顔後はすぐに化粧水や保湿クリームを塗ります。洗顔した直後から、肌はどんどん乾燥します。乾燥がひどい場合には、フェイスパックなどを利用しても良いでしょう。

紫外線対策

赤ら顔の原因となる肌の炎症は紫外線や乾燥によって起こります。そのため、紫外線と乾燥対策は欠かせません。
外出する場合は日焼け止めを塗ったり、日傘をさしたりするようにしましょう。また、外出しない場合でも洗濯物を外に干したり、窓の近くで作業したりする場合でも紫外線の刺激を受けますので気を付けてください。

睡眠時間の確保

成長ホルモンは、夜の深く眠っていると間に分泌量が多くなることがわかっています。成長ホルモンには肌のダメージを修復させる効果がありますので、夜にしっかりと睡眠をとることはとても大切です。
深い睡眠をとるためには、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促すことが欠かせません。毎朝8時頃までに日光を浴びると体内時計がリセットされて、夜眠る時間にメラトニンがしっかりと分泌されることがわかっていますので、朝起きたらすぐにカーテンを開け、朝の光を浴びましょう。メラトニンは、紫外線などによるダメージから肌を守ってくれることもわかっています。

まとめ

顔が赤いと周りの人に心配されたり、気を遣われたりして気まずい思いをしてしまうこともあります。化粧品を利用することで多少赤みを抑えることはできますが、根本的な解決ができないと「もしかして顔が赤くなってしまっているかも」と、たびたび不安を感じることもあるでしょう。自分でできる赤ら顔の治し方を試してみても効果がない場合は、医療機関を受診して赤ら顔について相談するのもおすすめです。

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