デジタルデトックスにはどんな効果があるの?

コラム

近年ではスマートフォンやパソコンなどのデジタル機器への依存が社会問題となっています。そんな中、注目を集めているのが「デジタルデトックス」。
本記事では、デジタルデトックスの効果や実践方法について解説していきます。
デジタルデトックスに挑戦してみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

デジタルデトックスとは

デジタルデトックスとは、意図的にデジタル機器の使用を制限または中断し、心身をリフレッシュさせる取り組みのことです。
スマートフォンやパソコンなどから一時的に距離を置くことでデジタル機器への依存から解放され、心と体をリフレッシュさせることができます。

デジタルデトックスの効果5選

デジタルデトックスをおこなうことで得られる効果を以下の5つです。
 睡眠の質が向上する
 仕事のなどの集中力が向上する
 時間に余裕が出る
 ストレスが減る
 脳の疲れが減る
それぞれ解説していきます。

睡眠の質が向上する

スマートフォンやパソコンからはブルーライトが発せられていますが、夜にブルーライトを浴びると睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を抑制してしまいます。メラトニンが抑制されると体内時計が乱れることになり、眠りたいときに眠れない、眠りが浅いなど睡眠の質が悪くなってしまうのです。デジタルデトックスをするとブルーライトの影響を受けにくくなり体内時計が正常化されるため、睡眠の質が向上します。また、夜中に届く通知音などで睡眠を邪魔されることもありません。

仕事などの集中力が向上する

スマートフォンが近くにあると、特に用もないのについつい手を伸ばして画面を開いてしまいがちです。また、様々な情報の通知が届くため、そのたびに気が散ってしまいます。デジタルデトックスをすれば他の作業を行うときに「スマートフォンも気にする」というマルチタスクの負荷が軽減されるため、より集中して作業を進めることができます。

時間に余裕が出る

スマートフォンやパソコンでSNSを見たりゲームをしたりしていた時間を、より人との直接的なコミュニケーションや趣味、勉強などに充てることができます。これまでなんとなくデジタル機器を使用することに費やしていた時間を有効活用することで、今までよりも充実した時間を過ごすことができるはずです。

ストレスが減る

SNSでは、見る側がうらやましくなるような情報が発信されていることもあり、他の人と自分を比較して落ち込むこともあるでしょう。また、SNSなどで見かける否定的なコメントなどの人の悪意に触れて不快な気持ちになってしまうことも。デジタルデトックスをすれば必然的にこのような情報やコメントなどに触れることはありませんので、精神的なストレスを減らすことができます。

脳の疲れが減る

スマートフォンやパソコンで多くの情報を見たり聞いたりすると、一度に多くの情報が入り込んでくるため、脳は高速で情報を処理しています。この状態が続くと脳が疲労して、イライラしたり集中力が低下したり、もの忘れが多くなったりします。デジタルデトックスをして膨大な情報から脳を解放してあげることで脳の疲れが軽減されますので、脳疲労の症状を改善させることができるでしょう。

デジタルデトックスのやり方

デジタルデトックスを始める時には、段階的にアプローチするのがおすすめです。まずは就寝前の1~2時間をデジタルデトックスの時間として設定し、徐々に時間やデジタルデトックスをする場面を広げていきましょう。
デジタルデトックスをおこなう方法には以下のものがあります。
1. 通知をオフにする時間帯を設定する
2. デジタル機器を持ち込まない特定の場所(寝室や食事する場所など)を決める
3. デジタル機器から離れて過ごす時間(休日の午前中など)を決める
4. アプリの使用時間を制限する
5. 仕事用と私用のデジタル機器に分けて情報を取捨選択する

まとめ

デジタルデトックスはデジタル機器に依存しがちな現代社会において重要な健康管理のひとつと言えるでしょう。睡眠の質や集中力の向上、ストレスの軽減など様々な面でポジティブな効果をもたらしてくれますので、自分に合ったデジタルデトックスの方法を見つけ、段階的にトライしてみてください。

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