季節の変わり目は体調を崩しやすい。崩さないコツはある?

コラム

「季節の変わり目は決まって体調が悪くなる」という人は多いと思います。
体がダルくて動きたくない、肩がこって集中できないなどの症状が出ると仕事などでも支障が出て困ってしまいますよね。
本記事では、季節の変わり目に体調が崩れる原因や体調を崩さないためのコツを解説していますので、毎年季節の変わり目に体調を崩して、どうにかしたいと考えている人は、ぜひ参考にお読みください。

季節の変わり目とは

季節の変わり目とは24時間の中で気温の差が大きい時期のことです。特に夏から秋や冬から春に変わる頃は朝晩で5度以上の寒暖差があり、何かしらの体調の変化を感じやすくなります。

季節の変わり目で体調が崩れる原因

季節の代わり目で体調が崩れる原因には、大きく自律神経が関係しています。
自律神経は体の全身に分布していて、私たちの意思とは関係なく心臓の拍動や呼吸、消化などをおこなっています。また、寒いときにぶるぶる震えて体を温めたり、熱いときに汗をかいたりする体温調節も自律神経の重要な役割です。
季節の変わり目になると1日の中でも5~7℃程度の急激な温度差があり、自律神経は体温調節のために大量のエネルギーを消費します。このことでエネルギー不足になった体には疲労感や頭痛、めまいや肩こり、不眠など多くの体調不調が起こるのです。

季節の変わり目に体調を崩さないためのコツ

季節の変わり目に体調を崩さないようにするためには、以下のことを心がけて行いましょう。
 バランスの良い食事
 適度な運動
 質の良い睡眠
 ゆっくりと入浴
 体温調節がしやすい服装
 ストレスをためない
それぞれ解説していきます。

バランスの良い食事

健康な生活のためには何といってもバランスの良い食事は欠かせません。同じものばかりを食べ続けたり、甘い物や油っぽい物ばかりを食べたりしても、疲労した体を回復させることができません。
疲れた体をリセットするためにも、5大栄養素と言われるたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取するように心がけましょう。

適度な運動

適度な運動をおこなうと筋肉がつき血液循環も良くなります。1回30分以上の運動を週に2回以上おこなうと、持久力や筋力の向上が見込まれますので、ウォーキングやヨガなど取り組みやすいものから始めてみましょう。
またストレッチなどで筋肉をほぐすと、季節の変わり目に起こりやすいめまいや肩こりなどの症状を和らげることもできますので、運動のあとに一緒に取り組んでみてください。

質の良い睡眠

自律神経が乱れると不眠になることが多いため、質の良い睡眠がとれるように体内時計をしっかりと整えましょう。
体内時計は毎日同じ時間を刻んでいると思われがちですが、実は24時間よりも若干長めのことが多く、少しずつズレが生じてしまいます。このズレをリセットする方法は、毎日朝日を浴びること。朝日を浴びると夜眠りにつく頃に睡眠を促すメラトニンが分泌され、質の良い睡眠をとることができます。

ゆっくりと入浴

頭痛や不眠などの症状は、自律神経が乱れて交感神経が優位になっている状態です。お風呂に入るときに、38~40℃程度のぬるめのお湯で約20分程度半身浴をすると体がリラックスした状態になり副交感神経に切り替えることができます。

体温調節がしやすい服装

寒暖差の大きさが季節の変わり目に体調を崩す大元の原因です。そのため、様々な温度に対応できるように体温調節をがしやすい服装で生活しましょう。
寒い時には首元から冷気が入ってきますので、スカーフやマフラーなどを使って首元を温めてあげましょう。また着脱しやすい上着などを着るのもおすすめです。

ストレスをためない

ストレスは自律神経を乱す原因のひとつです。ただでさえ寒暖差によって自律神経が乱れやすいところに、さらにストレスが加わると体調が悪くなるのは明らか。
ストレスはためずにこまめに発散させるのが重要なので、定期的に気の合う仲間と会って話したり、趣味に没頭してみたりするなど自分なりの発散の仕方を見つけて発散しましょう。

まとめ

季節の変わり目に体調を崩さないようにするためには日頃から生活習慣に気を付けることが大切です。
本記事で解説したコツをぜひ実践して、季節の変わり目でも元気に過ごせるようにしてみてくださいね。

関連記事一覧