ストレッチの嬉しい効果4選。効果を上げる方法はある?

コラム

ストレッチとは「伸ばしたり引っ張ったりする」という意味があり、筋肉や関節の柔軟性を高める運動のことです。筋肉や関節は、長時間同じ姿勢を続けたり激しい運動をし過ぎたりすると硬くなってしまいます。悪化すると、筋肉の疲労感や痛み、可動域がせまくなる、首・方・背中が凝るなど、様々な症状があらわれます。

ストレッチの嬉しい効果4選



ストレッチで得られる4つの嬉しい効果には以下のようなものがあります。
 ストレッチで可動域が広がる
 ストレッチで血行促進
 ストレッチでストレス解消
 ストレッチで姿勢改善
それぞれ解説していきます。

ストレッチで可動域が広がる

可動域が狭いと肩や腰、膝などに負担がかかり、動かしづらさや痛みを感じますが、ストレッチをおこなうと硬くなった筋肉や関節を柔らかくし可動域を広げることができます。動かしづらかった肩まわりや腰回りなどがスムーズに動くと、日常生活や運動時の動作もしやすく、さらには肩こりや腰痛などの予防も期待できます。

ストレッチで血行促進

筋肉には血液を全身に循環させるポンプの役割がありますが、筋肉が硬くなってしまうとうまく収縮できずに血行不良の原因となります。
ストレッチで硬くなった筋肉を伸ばして柔らかくしてあげると、従来のポンプの役割を果たせるようになりますので、血行が良くなり全身に血液が行き渡ります。

ストレッチでストレス解消

イライラや不安などのストレスを感じると交感神経が優位になり、体は緊張してしまいます。緊張状態が続くと余計な力が体に入り続けるため筋肉がこわばり、よりストレスを感じることに。
体がこわばってきたなと感じるときに深い呼吸をしながらストレッチをおこなうと、体の緊張状態をほぐしつつ副交感神経を優位にさせるため、ストレス解消につながります。

ストレッチで姿勢改善

座りっぱなしや立ちっぱなしのように同じ姿勢を長時間続けた場合、特定部分の筋肉に負担がかかり硬くなってしまいます。このようになると、体を支える筋肉のバランスが崩れ姿勢が悪くなります。
硬くなった筋肉を日頃からストレッチで柔らかくしてあげることで、体のバランスを正常に保つことができるため、姿勢改善の効果が期待できます。

ストレッチの効果を上げる方法

ストレッチの効果を上げる方法には次のようなものがあります。
 体を温める
 呼吸を止めない
 適切な強度と時間をキープする
 継続しておこなう

体を温める

ストレッチは体が温まっているときにおこなうと効果的です。冷えて体がガチガチの状態で取り組むと、逆にケガをする可能性があります。お風呂上りなどで体があたたまり、血行が良いときにおこなうと筋肉も伸ばしやすくなります。

呼吸を止めない

ストレッチをおこなうときには呼吸を止めないことを意識しましょう。筋肉は吐く呼吸で緩みます。ついつい伸ばすことばかりに気を取られてしまいがちになりますが、呼吸をしっかりと意識するとよりストレッチの効果が上がります。

適切な強度と時間をキープする

ストレッチは「いた気持ちいい」くらいの強さでおこないます。また、キープ時間は20~30秒程度が良いと言われており、それよりも短い時間だと筋肉が十分に伸びません。

継続しておこなう

数日ストレッチをおこなってすぐに辞めてしまうと、せっかくの効果もすぐに元に戻ってしまいます。できれば毎日、難しい場合は1日置きでもよいので続けてみましょう。

まとめ

筋肉が硬くなって肩や腰が凝ってしまうと、動かしづらかったり動かしたときにケガをしたりすることがあります。また、血液を循環させるポンプの役割も低下してしまうため、十分な血液が全身に行きわたらずに、むくみやだるさの原因にもなります。
ストレッチを毎日おこなって筋肉を柔らかくすると、さまざまな嬉しい効果により体の不調も解決できるでしょう。
「お風呂上りはストレッチを10分やる」と決めるなど毎日の習慣にして、硬くなった筋肉をほぐして健康な毎日を過ごしたいですね。

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