炭酸水を飲むメリット・デメリットをまるごと解説
なんだか気分がスッキリしないとき、炭酸の飲み物を飲みたいと感じることがありませんか?
このようなとき、コーラなどの炭酸飲料は美味しいですが、糖分に注意が必要です。実はコーラには、500mlペットボトル1本に砂糖が約57gも含まれています。WHOのガイドラインによると、平均的な成人が1日に摂取する砂糖の推奨摂取量は25gなので、簡単に基準を超えてしまうことになるのです。
そのため、炭酸を飲んで気分転換をしたいなら炭酸水がおすすめです。
糖分を含まない炭酸水には、気分転換以外にもメリットがあります。本記事は炭酸水のメリット・デメリットを解説していますので、炭酸水に興味があるという場合、参考にご覧ください。
炭酸水とは
炭酸水は、炭酸ガスを含んだ水のことです。近年では、無糖の炭酸水が健康に良いとされ、注目されています。スーパーやコンビニなどでは、多くのブランドの炭酸水が販売されているのを見ることも多く、現在も人気は継続しています。
炭酸水のメリット
炭酸水を飲むメリットには以下のことがあります。
消化促進
ダイエット
気分転換
それぞれ解説します。
消化促進
炭酸水に含まれる炭酸ガスは、胃を刺激して働きを活性化させる効果があります。炭酸ガスによって刺激された胃は血管が拡張し、血流が良くなります。胃が食べ物を消化する際には十分な量の血液が必要なので、炭酸ガスで血流が良くなると胃の消化が促進されます。
ダイエット
炭酸水は、通常の水と比較して炭酸ガスによる満腹感を得られやすい特徴があります。食時の30分前くらいに常温の炭酸水を300~500mlくらいをゆっくり飲むことで、食事の量が少量でも満足感が得られ、ダイエットに効果的です。
気分転換
炭酸水を飲むとスカッとした刺激があり、気分転換にうってつけです。また、酒の席であるにもかかわらずアルコールを控える必要がある場合、代わりとして炭酸水を飲むこともおすすめ。ビールやサワーのような爽快感が炭酸水で味わえます。
炭酸水のデメリット
炭酸水を飲むデメリットは以下のとおりです。
歯のエナメルを溶かす
胃腸に負担がかかる
それぞれ解説します。
歯のエナメルを溶かす
炭酸水は弱酸性のため、飲み過ぎると歯のエナメル質を溶かす可能性があります。特に、レモン風味の炭酸水などはクエン酸が含まれることが多く、より酸性になります。この場合、歯への影響はより大きくなることが考えられます。
歯への影響が気になる場合は、炭酸水を飲んだあと水でうがいをすると良いでしょう。
胃腸に負担がかかる
炭酸水は胃の消化を促す効果がありますが、胃腸の弱い人の場合は、逆に刺激になり負担をかける場合があります。
胃の調子が悪いときや、もともと胃腸の弱い人が炭酸水を飲むときには注意が必要です。
炭酸水の効果的な利用方法
炭酸水を飲むときは以下のような利用方法だと効果的です。
食事または食後に少量飲む:炭酸水を食事中や食後に少量飲むと、食後の胃の消化を促してくれます。
寝起きにコップ1杯飲む:寝起きの体は脱水状態にあります。このときに炭酸水をのむと、腸の動きが活発になり便秘などの解消に効果的だと言われています。
ストローを使って飲む:ストローを使って炭酸水を飲めば、直接炭酸水が歯に当たる部分が減りますので、歯への影響を少なくできます。
飲み過ぎないようにする:健康に効果的な炭酸水も飲み過ぎると、胃腸に負担を掛けるなど悪影響を与えます。1日1リットル程度を目安に飲むようにしましょう。
まとめ
炭酸水は適量を飲むと、消化を促進したりダイエットの強い味方になってくれたりします。また、飲むだけでなく、炭酸水で頭皮を洗うと頭皮の皮脂汚れをスッキリと落としてくれます。さらに顔を洗うと肌の血行が良くなり、新陳代謝が活発になりますので、肌のターンオーバーが促されます。ただし、飲み過ぎると歯のエナメル質を溶かしてしまうなどのデメリットも。炭酸水を飲む場合は、適切な量を飲んだり使用したりすることで、健康的な毎日をサポートしてくれるでしょう。