エアコンをつけたら咳が出る!原因と対策を解説
エアコンをつけたら急に咳が出始めた。さっきまでは何ともなかったのに、どうしてだろう?と思う人がいるのではないでしょうか。
本記事では、エアコンをつけたら急に咳が出る原因や対策を解説しています。咳が出て困っているという場合、ぜひ参考にお読みください。
エアコンをつけたら咳が出る原因
エアコンをつけると、なぜか咳が出はじめる人がいますが、この原因は以下の4つです。
空気の乾燥
フィルターの汚れ
部屋の中と外の温度差
アレルギー反応
それぞれ解説していきます。
空気の乾燥
エアコンは冷房・暖房のどちらを利用しても、部屋の空気を乾燥させてしまいます。
冷房は、室内の温かい空気を吸い込み冷たい空気に換えて戻しています。このとき、温かい空気に含まれていた水分は除湿されて外に放出されるため、部屋の空気が乾燥するのです。
一方、暖房で空気が乾燥する理由は、飽和水蒸気量によるものです。空気は温度が高いほど、多くの水蒸気を含むことができますが、暖房で温められた室温の水分量は増えません。そのため、湿度が低下して部屋の中が乾燥してしまいます。
フィルターの汚れ
エアコンは、室内の空気を吸いこむときに、部屋の中にあるホコリなどを一緒に吸い込んでしまいます。エアコンのフィルターは、このホコリなどがエアコン内部に入らないようにしているものです。しかし、掃除をしないまま放置すると、フィルターにカビが繁殖してしまい、エアコンをつけたとき部屋全体にカビをまき散らします。
部屋の中と外の温度差
エアコンをつけると、部屋の中と外の温度差が大きくなります。そのため、急激な温度変化に体が対応できず、自律神経が乱れてしまう可能性も。
自律神経は体温や呼吸、血圧などに係る多くの器官をコントロールしている神経のため、自律神経が乱れることで咳が出てしまうことがあります。
アレルギー反応
エアコンが空気を室内に送りこむとき、吹き出し口から風が吹き出します。部屋がほこりやカビ、ダニの死骸などのハウスダストで汚れている場合、この風によってハウスダストが舞い上がってしまうことに。
ハウスダストのアレルギーがある場合、この舞い上がった空気を吸い込むことで、アレルギー反応が起こり、咳が出ます。
エアコンをつけたら咳が出る時の対策
エアコンをつけて咳が出る時の対策は以下の4つです。
加湿する
フィルターを掃除する
温度差をなくす
部屋の掃除をする
それぞれ解説していきます。
加湿する
エアコンをつけて空気が乾燥する場合は、加湿器を使って湿度を上げると良いでしょう。加湿器以外にも、洗濯物を部屋干ししたり、床を水拭きしたりすると、部屋が加湿されます。
フィルターを掃除する
エアコンのフィルターは2週間に1度を目安に掃除しましょう。一般的なフィルターの掃除は、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いをします。水洗い後は、日陰でしっかり乾燥させて戻しましょう。
エアコンの機種によって最適な掃除方法は異なることがありますので、詳しくは設置しているエアコンの取り扱い説明書を確認してみてください。
温度差をなくす
部屋の中と外の温度差が7度以上になると、咳などの症状が出やすいと言われています。そのため、できるだけ室内外の温度差が7度以下になるようにエアコンの温度を設定するのがおすすめです。
暑すぎたり寒すぎたりする日などで難しい場合は、急激な温度変化を防ぐため、着脱しやすい衣服などで調節してみましょう。
部屋の掃除をする
室内のハウスダストを舞い上げないようにするためには、定期的な掃除がかかせません。ハウスダストは寝室、本棚、照明の上などにたまりやすいので、ホコリなどが溜まっていないか確認してみましょう。
日中舞い上がったハウスダストは、夜寝ている間に床に蓄積していますので、掃除をする時間帯は午前中がおすすめです。
モップなどでホコリをふき取り、その後水拭きをします。掃除機はホコリを舞い上げてしまいますので、使用する場合は先にホコリをふき取った後がベストです。
まとめ
暑い夏や寒い冬、私たちが快適に過ごすために、エアコンはとても便利です。とはいえ、エアコンを利用することで咳が出て止まらなくなると、とても困ってしまいます。
もしエアコンをつけて咳が出る場合は、本記事で解説した対策をぜひお試しください。