砂糖依存症とは?原因や症状を解説

コラム

甘いケーキやアイスなどの洋菓子、おまんじゅうやお団子のような和菓子。
砂糖の入った甘いものは、疲れた体や脳へのご褒美に良さそうですよね。
しかし、砂糖には依存性があり、少しでは満足できずに繰り返し砂糖の入った食べ物を口にしたくなってしまうことも。
何気なく飲むこともある、ペットボトルのジュースにも多くの砂糖が含まれているので、飲むときには注意が必要です。
砂糖に依存した状態になると、砂糖がないとイライラしたり気分が落ち込んでしまったりしてしまいます。
こちらの記事では、砂糖依存症とはなにか、砂糖依存症になる原因や症状について解説しています。
甘いものが大好きでやめられない方や、甘いものを食べてもすぐにまたイライラしてしまう方、砂糖を摂り過ぎじゃないか気にしている方は、ぜひ参考にご覧ください。

砂糖依存症とは?

砂糖依存症とは、「砂糖中毒」になっている状態のことです。砂糖には、麻薬と同じような中毒性があることが証明されています。
また、思春期に砂糖を過剰摂取してしまうことで、統合失調症や双極性障害のような精神疾患を発症させる環境リスクの要因となることもわかっています。
WHOのガイドラインでは砂糖の摂取量を、総エネルギーの10%未満に推奨。5%未満であれば、より健康的な利点が得られるとしています。
総エネルギーの5%の砂糖の量は、平均的な成人だと1日約25gですが、これは小さじにすると8.3杯程度。
例えば、500㎖のコーラには、砂糖が約57g入っていますので、1本飲んでしまえば推奨している量を簡単に超えてしまいます。
砂糖依存症になると脳が甘いものを強烈に欲してしまい、繰り返し砂糖を摂取するようになるため、糖尿病や肥満に注意が必要です。

砂糖依存症になる原因

疲れた時やストレスを感じた時に、甘いものが食べたくなることがありますが、この時に砂糖を摂ると、ドーパミンやセロトニンなどの幸せホルモンが分泌されます。
砂糖を摂ると、幸せホルモンの影響により、一時的にストレスが軽減したり幸せを感じたりします。
しかし、この効果は時間がたつと薄れますので、また疲れやストレスを感じてしまい、もっと砂糖が欲しくなるのです。
砂糖は、ケーキやチョコレート、甘い飲み物だけに入っているわけではありません。さまざまな加工食品や、お総菜などにも含まれています。
自分でも知らないうちに砂糖を口にしていることがありますので、食品を口に入れる時には、どれくらいの量の砂糖が含まれているのかを考えてみると良いでしょう。

砂糖依存症の症状

砂糖依存症になると、以下のような症状があらわれます。
●イライラする
●集中力が無くなる
●疲れやすい
●うつ状態になる
●めまいや立ちくらみが起こる
砂糖は体内で消化・吸収されて、私たちが活動するためのエネルギーになります。
しかし、砂糖を摂取しすぎると、消化・吸収するために使われるビタミンB群やカルシウムなども大量に消費することに。
これらが不足することで、疲れやすくなったりうつ状態になったりします。

まとめ

ストレスがたまったときや仕事で疲れた時、甘いものが食べたくなるという方は多いと思います。
砂糖は、日々活動するためのエネルギーとなりますので、食事の中で取り入れていくことは大切です。
しかし、砂糖には麻薬と同じような依存性があり、頻繁に砂糖を欲するようになると砂糖依存症になってしまいます。
砂糖の代わりにフルーツを食べたり、はちみつを入れた飲み物を飲んだりしてみても良いでしょう。
イライラするときには、体を動かしたり友人と話したりすると解消できる場合もありますので、試してみてください。
砂糖依存症になると、肥満や糖尿病、うつ病などになる可能性もありますので、摂り過ぎないように注意しましょう。

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