コーヒーを飲むメリットは?飲み方や注意点も解説

コラム

朝起きてからや仕事の合間にコーヒーを飲む方がいると思います。コーヒーを飲むと、気分がリラックスしたり、良い気分転換になったりすると感じることも多いのではないでしょうか。
これは、コーヒーに含まれる成分のカフェインやポリフェノールによる効果の一部です。
本記事では、コーヒーを飲むメリットや効果的な飲み方、コーヒーを飲むときの注意点を解説しています。
いつもコーヒーを飲んでいて、コーヒーの効果が気になる方はぜひ参考にご覧ください。

コーヒーを飲むメリットは?

コーヒーは適量を飲むことで、死亡リスクが低下したり認知症の予防につながったりすることがわかっています。コーヒーには、カフェインやポリフェノールが成分中に含まれていることが特徴的です。
どんなメリットがあるのかを、
 カフェインの効果
 ポリフェノールの効果
以上の2つに分けて解説していきます。

カフェインの効果

コーヒーに含まれるカフェインには、代謝の促進、認知症予防、覚醒作用、気分向上などの効果があります。
眠くなるとき、体内で作られるアデノシンという物質がアデノシン受容体に結合することで、覚醒作用のあるヒスタミンの放出が抑えられています。
しかし、コーヒーのカフェインを摂取すると、カフェインがアデノシン受容体に結合することで、ヒスタミンの放出抑制を妨げるため、眠くなりにくい状態になります。
また、カフェインと認知症の関係を研究した結果では、コーヒーを1日3カップ以上摂取しているほうが、していない場合よりも認知症発症リスクが約半分になることがわかっています。
参考資料
国立がん研究センター「コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について」
新潟大学医学部医学科「日本人高齢者におけるコーヒー、緑茶、カフェインと認知症リスクの関連」

ポリフェノールの効果

ポリフェノールはほとんどの植物に存在しているもので、多くの種類があると言われています。
コーヒーにはコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)が豊富に含まれていますが、コーヒーポリフェノールはコーヒーの苦味や色素の成分で、抗酸化作用があります。
その他にも、体脂肪を低下させたり、血圧が改善したりする効果もわかっています。
※Kao「ポリフェノール研究1 コーヒークロロゲン酸類」

コーヒーの効果的な飲み方

コーヒーを飲むときは、朝食後や昼食後に飲むようにするのがオススメです。夜に飲んでしまうと、カフェインの効果で覚醒してしまい眠れなくなります。
また、集中したいときの30分前や運動する1時間前くらいに飲むと、ちょうどコーヒーの成分が体に効き始めるので効果が出やすくなります。
仕事している時など、気付くと何杯もコーヒーを飲んでしまっていることがあるかもしれません。
しかし、コーヒーの飲み過ぎは体にとって害となってしまいますので1日3~4杯に留めておきましょう。

コーヒーを飲むときの注意点

コーヒーを飲むときの注意点は、何といっても飲み過ぎないことです。
コーヒーに含まれるカフェインは、体にとってメリットもありますが、摂り過ぎるとデメリットになります。
例えば、眠りたいのに眠れなくなったり胃の調子が悪くなったりするほか、コーヒーを飲み過ぎたことによるカフェインの摂り過ぎで死亡のリスクを高めることもわかっています。

まとめ

ほっと一息つきたいときに飲むコーヒーは、気分をリラックスさせてくれますよね。
コーヒーは、体にとってメリットもデメリットもありますが、適切な量を摂取すれば、死亡のリスクを低下させたり、認知症の予防ができたりします。
ただし、仕事の合間や気分転換の時などで、1日に何度もコーヒーを飲んでしまうと、夜眠れなくなったり、気分が悪くなったりすることもあります。
飲む量に注意しながら上手にコーヒーを取り入れて、気分よく過ごしたいですね。

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