口内炎の原因は?早く治すための方法とは

コラム

口内炎とは口の中の粘膜に起きる炎症のことで、炎症は頬の内側や唇の裏側、のどや歯ぐきの粘膜などに起こります。
口内炎は、乳児から高齢者までのどの年代でもかかり、特に免疫の落ちた時にかかりやすいといわれています。
こちらの記事では、口内炎の原因や早く治す方法について解説していますので、口内炎ができていて早く治したいという方はぜひご覧ください。

口内炎ができる原因

口内炎ができる原因には、主に以下の3つがあります。
●免疫力の低下
●ウイルス・細菌感染
●ケガなどによる刺激
それぞれひとつずつ解説していきます。

免疫力の低下(アフタ性口内炎)

体が栄養不足になったり、疲れたりして免疫力が低下すると、口の中の雑菌が増加してしまい、口内炎ができます。
免疫力の低下で起きる口内炎はアフタ性口内炎といい、炎症により体の一部が崩れてできる傷の潰瘍(かいよう)ができます。形状は円状や楕円状のものが多く、頬の内側や舌、歯ぐきなどにできます。
痛みは強く4~7日程度続きますが、通常は10日程度で自然と消えていきます。

ウイルス・細菌感染(ウイルス性口内炎)

ウイルスや細菌が原因となって起きる口内炎で、単純ヘルペスウイルスによるヘルペス性口内炎やカビの一種であるカンジダ菌によるカンジダ性口内炎などがあります。
ヘルペス性口内炎は水ぶくれができ痛みが強く、発熱することもありますが14日程度で自然と治ります。
カンジダ性口内炎は小さい子供がかかりやすく、カッテージチーズのような白い斑点や白い膜ができます。
カンジダ菌は健康な人の体の中にも生息する常在菌で、通常であれば健康に影響はないとされています。
しかし、口の中の不衛生や免疫力低下によってバランスが崩れ、菌が増加してしまうと口内炎などを引き起こします。

ケガなどによる刺激(カタル性口内炎)

頬の内側を噛んでしまったり、歯科矯正の器具などで傷つけてしまったりしたときに、傷口から細菌が入ることで起きる口内炎がカタル性口内炎です。
熱い食べ物や飲み物、薬品の刺激などによっても起きます。口の粘膜に水ぶくれができ、
赤く腫れますが、炎症の境界線ははっきりしていません。

口内炎を直す方法

できてしまった口内炎を早く治すためには、免疫力を上げることが何よりも重要です。
口内炎を少しでも早めに直すために、以下の方法に取り組んでみてください。
●栄養バランスを整える
●疲れやストレスを解消する
●口の中を綺麗に保つ
●薬を塗る
それぞれ解説していきます。

栄養バランスを整える

栄養が不足バランスを整えるためには、バランスの良い食事をとることが大切です。口内炎を治すためには、特にビタミンB群の食材を取るように意識しましょう。
食事でバランスをとるのが難しい場合は、サプリメントなどを一緒に摂ることもオススメです。
食事をする時は、熱いものや辛いもののように刺激があると、口内炎を悪化させる恐れがありますので注意してください。

疲れやストレスを解消する

疲れやストレスは免疫力を下げる原因のひとつです。十分な睡眠をとり、趣味の時間などを設けて上手く気分転換ができるようにすると良いでしょう。
適切な睡眠時間は人によって違いますが、6~8時間程度眠ることがオススメです。

口の中を清潔に保つ

口内炎を早く治すためには、口の中を綺麗に保つことも重要です。とはいえ、歯ブラシで強く磨いてしまうと、歯ぐきを傷つけてしまいますので、優しくマッサージするように磨いたり、歯間ブラシを使ったりしましょう。

薬を塗る

口内炎ができた時には、市販の薬や病院で処方された薬を塗って保護してあげると、食べ物などからの刺激から守ってくれます。
刺激が当たらない分、治りも早くなるでしょう。

まとめ

口内炎は赤ちゃんから大人の誰でもなりやすいもので、何度も再発を繰り返すこともあります。口内炎になると食事をしたり歯を磨いたりするときなどに痛みもあり、ツライですよね。
口内炎になった場合は、こちらの記事で解説した方法を取り入れてみてください。少しでも早く治すお役に立てれば幸いです。

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