柔軟性UPだけじゃない!ストレッチの魅力

コラム

「ストレッチすると体にいい」というのはもはや常識。
でも、具体的にどんな“いいこと”があるのかご存知ですか?

この記事ではストレッチが心身にもたらす効果、スキマ時間にちょこっとできるおすすめのストレッチを紹介します。

ストレッチがもたらすメリット


「ストレッチの効果=体が柔らかくなる」と思っている人は多いはず。
しかし、ストレッチには柔軟性UP以外にも次のような効果があります。

不定愁訴の解消

肩こりや腰痛など「不定愁訴」の原因の多くは、筋肉の緊張にあります。
一部の筋肉が凝り固まることで血流が悪くない、痛みやだるさが生じるのです。
ストレッチをすれば筋肉の緊張がほぐれるため、様々な不定愁訴を改善できます。

冷え・むくみの解消

体が冷える原因は様々ですが、実は筋肉の緊張も冷えの原因の一つ。
血流が悪くなることで体の末端に冷たい血液が溜まってしまい、体の末端が冷えるのです。
ストレッチで筋肉をほぐせば血流がスムーズになり、体の末端の冷えや冷えによるむくみを解消することができます。

歪み・姿勢改善

骨盤などの歪み、猫背など悪姿勢の原因も、筋肉の緊張にあります。
体の一部が凝ってしまうと、それぞれのパーツがゆがんだ位置で固定されてしまうのです。
ストレッチをすれば体がほぐれるので正しい姿勢をとりやすくなり、結果的に歪みや姿勢が改善されます。

リラックス効果

ストレッチは血流をスムーズにするだけでなく、呼吸を深めるのにも効果的。
呼吸が深まると自律神経が整いやすくなるため、精神的な安定やリラックス効果を得ることができます。

睡眠の質の向上

不眠の原因は、自律神経の乱れにあります。
ストレッチを通して自律神経を整えれば、寝つきが良くなったり眠りが深くなったりと睡眠の質を高めることも可能です。

スキマ時間にできる簡単ストレッチ

ストレッチはいつ行ってもOKです。
スキマ時間にできるストレッチを紹介しますので、仕事や家事の合間、朝起きたときや寝る前などに取り入れてくださいね。

体側のストレッチ

「体側」とは胴体の横の部分のこと。
体側を伸ばすと呼吸が深まったり、姿勢を改善しやすくなったりします。

<やり方>
1.椅子に座るか両足で立つ
2.両手の指を絡め、手のひらを正面に向けるよう腕を伸ばす
3.息を吸いながら両手を天井に伸ばす
4.息を吐きながら体を右に倒す
5.数呼吸キープする
6.2の姿勢に戻り、反対側も行う

<ポイント>
・体が前に倒れないよう、目線は天井に向ける
・肩が辛い場合は片手ずつ持ち上げて行う

胸のストレッチ

デスクワークや悪姿勢などで、どうしても胸が縮こまりがち。
胸をひらけば呼吸が深まり、自律神経が整ったり姿勢が改善されたりとたくさんのメリットを感じられます。

<やり方>
1.椅子に座るか両足で立つ
2.両手を体の後ろで組む
3.左右の手首・肘・肩甲骨を寄せる
4.息を吸いながら胸を突き出し、目線を天井にあげる
5.数呼吸キープする

<ポイント>
・肩が上がらないよう、首を長く保つ
・胸に向かって深く呼吸する

体の背面のストレッチ

背中や腰、ふくらはぎなど体の背面はとても緊張しやすい部分です。
こまめにほぐせば、肩こりや腰痛解消、姿勢改善、足のむくみ・冷えを解消できます。

<やり方>
1.床に座り、両足を前に伸ばす
2.つま先を天井に向ける
3.両手でつま先、もしくは足首や膝を掴む
4.息を吸いながら背骨を伸ばす
5.吐く息に合わせて頭を両手の間に沈める
6.目線をヘソに向け、深い呼吸を繰り返す

<ポイント>
・辛い場合は膝を軽く曲げてもOK
・上半身はできるだけ脱力する

まとめ

ストレッチは1日に何回行ってもOKです。
疲れを感じたとき、体の不調を感じたとき、寝る前、起きたときなど、好きなタイミングで取り入れてくださいね。

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