屋内で手軽に始められるダイエット!ピラティスとは?
屋外でウォーキングやランニングをするとダイエットにもつながりますが、天候や気温に左右されることが多く、なかなか予定通りに進まないという人も多いのではないでしょうか。しかしピラティスであれば屋内で、好きな時間にいつでも行うことができます。さらに効果も高いのです。ここでは、そんなピラティスの効果やメリットを紹介していきます。
ピラティスとは
ピラティスは、西洋のヨガと呼ばれています。体幹やインナーマッスルを鍛えてバランスのとれた体にすることを目的としているため、高齢者や体に不調のある人でも無理なく取り組めるエクササイズなのです。ポーズをとって静止するヨガとは違って、ピラティスは常に動き続けながら行います。1920年代にドイツ人従軍看護師のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が、負傷した兵士のリハビリトレーニングのために、激しい運動が難しい人でも、筋力を強化できるエクササイズを提案したことがピラティスの始まりと言われています。
効果① 姿勢や骨盤の歪みを改善
ピラティスは、日常生活で歪みが生じやすい骨盤や背骨など骨格の正しい位置を意識しながら進めていきます。エクササイズによって体幹が鍛えられることによって、姿勢や骨盤の歪みが改善していくのです。骨盤が正常な位置に戻ることによって、メリットがたくさんあります。骨盤の上にある内臓の位置も改善され、血流の促進や内臓機能が向上します。その結果、冷え性、生理痛、便秘などの体調不良や、むくみなどが解消するのです。
また、ピラティスは動作を正確に行うために、使う筋肉や骨格に集中する力が必要になってきます。このような動作に脳を集中させることで、余計なことを考える時間が減り、ストレスを軽減させ、精神が落ち着くという効果があります。
効果② 新陳代謝が向上し、脂肪が燃焼する
ピラティスは体幹を鍛えるのにとっても良いエクササイズです。そしてお腹周りの体幹を鍛えると、内臓を支える力がついて本来の正しい位置に戻り、体幹の筋肉量の増加によりお腹周りは引き締まっていきます。そして筋肉が増えることで、代謝も上がっていきます。普段の生活でも消費エネルギーが上がり、痩せやすくなるのです。また、元々リハビリに使用されていたため、難しい動きがないのも嬉しいところです。運動に自信がない人でも行いやすく、取り組みやすいので無理なく続けることができますよね。
効果③ 柔軟性が向上
ピラティスの動きは、体の中心のコアを安定させて手足を滑らかにすることが基本です。そのため、継続すると身体の柔軟性が高まっていきます。柔軟性の向上により関節の可動域が広がって、運動時のケガの予防になることはもちろん、固まっていた悪い姿勢が改善され、血流もよくなっていきます。その結果、肩こりや腰痛の緩和、血行促進による免疫力の向上も期待でき、日常生活でも活発的に動くことができるようになります。ピラティスは身体の中心にある深層筋を使います。この筋肉は普段意識して使われることがほとんどないので、ピラティスを始めたばかりの頃には筋肉痛になりやすいです。しかし続けて行くと必ず効果が現れてくるので、毎日5分でも行ってみるとよいでしょう。
まとめ
ここまで、ピラティスの効果を紹介してきました。基礎代謝が上がるのでダイエット効果はもちろんのこと、肩こりや腰痛の改善、冷え性の改善、体調がよくなるなど良いことがたくさんありましたね。リハビリのために開発されたエクササイズなので、初心者でも楽しんで取り組めるピラティス。ぜひ日々の生活に、少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。