ストレッチの効果がすごい!効果的な方法を紹介
運動前に行われるストレッチ。あらかじめ筋肉や筋を伸ばしておくことで、怪我を防ぐ効果があるといわれています。しかし、ストレッチにはそれ以外にもメリットがたくさんあるのです。効果的なストレッチ方法も紹介します。
効果①睡眠の質が上がる
ストレッチには、リラックス効果があることがわかっています。ストレッチをすると、アルファ波が増加し、副交感神経活動が働きます。そのため、体がリラックスし、睡眠の質もよくなることが明らかになっています。また、毎日続けることで疲れにくくなり、回復しやすくなります。
効果②代謝を高める
ストレッチをすると、柔軟性が高まることは有名です。怪我の防止に繋がることはもちろんですが、柔軟性を高めることはダイエット効果にも繋がるのです。柔軟性が高まると筋肉のポンプ作用が活発に働きます。血行が良くなり、酸素や栄養分がスムーズに運ばれていくため、代謝があがります。冷え性や体質改善にも役立ちます。そのため、運動前にストレッチをすると、しなかったときと比べてエネルギー消費量が上がるのです。
効果③柔軟性を高める
ストレッチの一番の目的は、やはり柔軟性を高めることです。普段デスクワークや座って作業をすることが多い人は、筋肉や筋の柔軟性に偏りが出てきてしまいます。硬くなった部分の可動域が狭くなってしまうので、身体の動きが制限されてしまいます。その結果、肩こりや首こり、腰痛の原因に繋がってしまいます。ストレッチはこまめにして、柔軟性を高めておくことが大切です。
方法①深呼吸をしながらストレッチ
ストレッチをするときに呼吸を深くすると、意識しないときと比べてかなり効果が高まります。呼吸を止めてしまうと身体が緊張状態になり、筋が硬くなってしまいます。せっかくストレッチをしても筋を弛緩させることができず、逆効果になることもあります。他にも呼吸を止めてしまうと、血圧が上がってしまいます。身体に不必要な負荷もかかってしまうため注意が必要です。コツは、鼻と口で、細く長く呼吸をしましょう。
方法②勢いや反動をつけない
ストレッチをするとき、「いち・に・さん・し」と数を数えながら行うイメージがあると思います。このリズムに合わせて反動をつけてしまうことがあるのですが、これだと十分な効果が得られません。正しくは、勢いや反動をつけずに筋を少しずつ伸ばしていくことが好ましいです。仮に急激に伸ばされてしまうと、筋断裂を防ぐために筋紡錘(きんぼうすい)※1が働き反射的に筋を収縮させます。そのため、反動をつけながらストレッチを行うと、筋肉がどの位伸びているか感知する部分が働いてしまい、逆に筋が収縮してしまう可能性があります。反動をつけると、逆効果になってしまうので注意が必要です。
方法③痛みを感じない程度で
ストレッチをしていると、無理にでも伸ばした方がいいような気がしますよね。しかし、実は痛みを感じてしまうほど伸ばすと逆効果になることがあります。柔軟性が低く硬い筋を無理やり伸ばしてしまうことを、オーバーストレッチといいます。このオーバーストレッチをしてしまうと、筋を痛めてしまうことがあります。ストレッチは、「気持ちいい」と感じる範囲で行うと良いです。
まとめ
ここまで、ストレッチの効果と正確な方法を紹介してきました。身体の柔軟性を高めるだけでなく、代謝を上げ、副交感神経が優位になるため不眠解消にも効果があることがわかりました。また深呼吸を意識し、反動をつけずに行うことで、より効率的に効果を実感することができます。
筋トレや有酸素運動などの適度な運動も健康的ですが、ストレッチは身体に無理な負担をかけることなく、気軽に行うことができます。運動をする前だけでなく、日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか。