プロテインについて

コラム


健康食品として人気のプロテイン。1日必要量は体重1kgにつき1g、筋トレ中の人は2gが基本。筋トレ向きのホエイプロテイン、吸収が遅くダイエット向きのカゼインプロテイン、イソフラボンを含む大豆プロテインなど。飲むタイミングは筋トレ後と寝る前がベスト。

プロテインは元々、アスリートや筋トレをやっている人が主に使用していたものですが、現在では普通の人も飲む一般的な健康食品となりました。

そもそもプロテインは何か、といえば要するにたんぱく質を主原料にした健康食品です。

また、プロテインは色々な種類のものが販売されていて、用途に応じて使い分けすることが必要です。

そこで今回は、プロテインの種類や飲み方になどについて、解説してみました。

プロテイン(タンパク質)の一日摂取量

1日に必要なプロテインの摂取量に関しては、一番覚えやすい方法として、自分の体重1kgにつき1g、という目安があります。

これは例えば、70kgの人ならば1日に70gのタンパク質を取れば良い、ということになります。

ただし、体重1kgにつき1gというのはそれほど運動していない人の場合で、割と激しい運動をしている人やハードな肉体労働をしている人ならば、この2倍、つまり体重1kgにつき2gのタンパク質を摂取する必要があります。

プロテインの種類


プロテインは大別すると以下の三つの種類のものがあります。

ホエイプロテイン

市販されているものの中で最も一般的なプロテインです。

こちらは、ヨーグルトを作った時にできる上澄みの液をホエイといいますが、このホエイから作られたプロテインです。

ホエイプロテインは吸収が早いので、特にトレーニングをやっている方に愛されています。

カゼインプロテイン

カゼインプロテインは牛乳を原料として作られるプロテインです。

しかし、ホエイプロテインと違って吸収が遅い、という特性が着目され、ダイエット用のプロテインとしてよく用いられています。

大豆プロテイン

ソイプロテインともいい、大豆を原料にして作られたものです。

そのため、植物性タンパク質という特徴があります。

さらに吸収がゆっくりなので腹持ちが良くて、こちらもダイエット向きのプロテインといえます。

また、女性ホルモンのような作用をもたらすイソフラボンが含まれているため、特に女性ホルモンを補給したい女性にもぴったりのプロテインですね。

プロテインを摂取するタイミング

まず、人間の体内で吸収されるタンパク質の量には限度があります。

そのため、一気に1日分のプロテインを飲んでしまうというのは、あまり良くありません。

何回かに分けてプロテインを飲んだ方が良いでしょう。

まず、筋トレをやっている方ならば、トレーニングをした直後が良いですね。

トレーニング後に筋肉が増強される過程でタンパク質が必要となるので、速やかに吸収、摂取することで、プロテインが筋肉を作る原料となっていきます。

また、寝る前というのも、プロテインを摂取するのには良いタイミングです。

というのも、約8時間もの睡眠をとっていると、その間は食事をしないので、体内のプロテインはやや不足気味になります。

体内でタンパク質が不足してくると、人体は筋肉からタンパク質を取り出して補給しようとします。

この結果、体力が落ちたりするので、あまり良いこととはいえません。

しかし、就寝前にプロテインを摂取しておけばタンパク質は補給できているので、睡眠中にプロテインが不足することはありません。

また、そういった意味では、食事と食事の間の時間も有効です。

食間の時間が長時間になるとタンパク質が不足してきますが、そんな時にプロテインで手軽にタンパク質不足を補うことができます。

まとめ

このように、いざプロテインを飲もうと思っても。その前に知っておかなければいけない予備知識がこれだけある、ということがわかりました。

でも、これだけのことを知っていれば、プロテインの基本的な知識としては十分です。

プロテインをこれまで飲んだこともない人も、ダイエットや筋力アップ、栄養補給のためにプロテインを試してみましょう!

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